SSブログ
ブロングランキング参加中
ブログ村テーマ ライフスタイルブログ
ブログ村テーマ 和楽器の友集まれ!
ブログ村テーマ 旬の食材で作る料理&レシピ・食べ物

スポンサードリンク

 

英語で日本を語る [金言]

ラジオ深夜便のストリーミング・サービスで愛甲次郎さん(元クウェート大使、ソニー専務の後顧問)の「文語文のすすめ」を聴いておりましたら、最後ごろにぽつりと英語教育について語り始められました。その内容が良かったので引用させていただきます。

「英語についてはなんか大きな誤解があるんじゃないかと思うんですね。とくに国際人として通用するためには英語ができればいいんだというような考え方の人が多いと思うんですけど。」

「外国とのかかわり合いで仕事をしてきた立場からすると、それからいろんな外国人と付き合ってきた経験を踏まえて言いますと、日本人が英語がいくらうまくても誰も尊敬してくれません。どんなに英語がたどたどしくても話す内容が立派なものであれば尊敬してくれます。」

「今の教育の有り方というのは英語がうまくなることがすべてだという風に思って、それじゃあその英語で何を語るのか、そこが全くお留守になっている。日本について語れない日本人なんていうのは外国人はあまり評価してくれないわけですよ。日本の歴史とか日本の文学について語れないような日本人の言うことをいくら英語がうまくても耳傾けて聴いてくれない。そういうことが分かっていない。」

「だから、英語を勉強するための時間がないから古典を勉強するのを止めちゃおうというような考え方というのは本末転倒も甚だしいとそう思います。」

英語が苦手なreizanが言い訳に使うわけではないですが、愛甲さんのお話の中には真実が有ると思います。

そういえば、昨年末(2015年12月30日)に少年写真出版社(学校の掲示板に貼ってあった写真ニュースの出版社)から発行された「英語でわかる!日本・世界」(松本恵美著、1,600円+税)でも、通訳ガイド(正式資格は通訳案内士)の著者がガイドの紹介する中で、世界の人を相手にするには日本を知らなければならないと説いておられます。

ちしきのもり.jpg

 

通訳ガイドになりたての頃は日本人でありながら日本のことをあまりよく知らなかったそうです。それが通訳ガイドをするうちに外国のお客さんが求めているものが見えてきて、日々、日本のことについて勉強しているそうです。それが楽しいとも書かれています。

なかでも一番感銘を受けたのは英語を学ぶコツについて書かれた部分です。
それは、なにより「話したいことを持つこと」だそうです。言い換えると「英語で伝えたいことがある」ということだと思います。

ペンを指さして「This is a pen.」というようなことは絶対に伝えたいことではないと思います。それに今どきの少年少女のうちでどれだけがペンの現物を知っているでしょうか。reizanが中学生のころ(50年以上前)でも身近にペンを使っている人は一人もいませんでした。

少年少女向けの仕事紹介と外国人との接し方の案内本です。もっと若いころに読んでいたらreizanも通訳ガイドを目指していたかもしれません。それぐらい内容は魅力的です。
漢字にはルビがふってあるので小学生でも読めそうです。



共通テーマ:趣味・カルチャー
スポンサードリンク

ブログランキングに参加しています。
更新の励みになりますので応援よろしくお願いします。
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。