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二上りは尺八でどうなる [三曲]

半年に1回の三曲合奏研修会が1月27日に開催されます。これに備えて練習に追い込みを掛けているところですが、滅多に演奏しない曲で引っ掛かっています。

研修曲は、
都山流尺八本曲 若葉
古曲 夕顔、今小町、笹の露
新曲 清水楽
の5曲です。

問題の曲は、「今小町」です。
参考音源も持っているのですが何となく合わせ難かったので、箏と三絃の楽譜を入手して尺八譜と照らしながらお互いがどう絡み合っているかを1拍ごとに追ってみました。

箏は13本の絃ですから基本の音は13です。尺八譜に読み替えるのも簡単なのですが、三絃は絃が3本しかないのに絃を押さえる位置を変えることでいろんな高さの音(3本×22)が出せるので、そらで尺八譜にするのは大変です。

そこで、「今小町」で使われている「二上り(ハ一)」を一覧表にしてみました。
三曲で使うのは家庭式の方です。

二上り(ハ一).png
《画像クリックで拡大、←クリックで戻る》
三絃の一の糸の開放絃を「イ一」、ニの糸の開放絃を「一」、三の糸の開放絃を「1」という表し方をしています。三絃を弾く人は譜のとおりに勘処を押さえて弾けば済むのですが、尺八の方から見たら、一つひとつの符が尺八のどの音に対応しているのかがわからないと読み解けません。

その為に、上段の三絃の勘処と下段の尺八の音符を対応させています。この表では一の糸の開放絃を尺八の「ハ(琴古流の「リ」)」の音の高さと合わせることにしていますが、このほかに「ロ一」や「レ一」なども使われます。

「二上り(ハ一)」の三絃譜で「一」となっていたら、その音は尺八の「レ」と同じ高さだということになります。「今小町」の楽器の出だしがこの音です。

最初の「レ」から暫くはとにかく遅い。参考音源をメトロノームで計ってみたら四分音符=21でした。
計算しやすく20だとしますと、1分間に20拍となりますから、1拍の長さが3秒になります。

どれぐらい遅いか試していただく方法があります。
時計の秒針を見ていただいて、0秒のときに1と数え、3秒のときに2、6秒のときに3、9秒のときに4と数えます。この時の1、2、3、4が四分音符=20のテンポになります。

こうやって絃の動きを把握していくと合わせやすくなるのですが、あと3週間で本番ですから泥縄感は免れません。


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