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アーティキレーション [音楽理論]

「アーティキレーション」というのは音楽用語で、演奏に於いて音の強弱や音形の作り方で音のつながりに表情を漬けていく技法です。

このアーティキレーションに関して、アコーディオンを学んでいる方から、YouTubeにアップされている興味深い動画を教えていただきました。

誰もが知っている「赤とんぼ」のメロディーを、①ピアノが得意だけどアコーディオンは初めての方の演奏、②アコーディオンを10年以上学んでいる方の演奏、③シンセサイザーのアコーディオンの音での演奏という順に収録されており、その後に鍵盤ハーモニカのベテランと初心者の比較が収録されています。

この動画(ここ)の興味深い点は、演奏されている音だけでなく音量の波形が画面に表示されるようになっていることです。

①を聴いたとき、ピアノが弾ける人は初めてのアコーディオンでも普通に弾けるのだと感心しましたが、②を聴いたら明らかに違います。波形を比較するとそれがもっと良くわかります。

②のアコーディオンのベテランの演奏は息遣いがあります。だらだらと流すのではなくタンギングしているような演奏です。ベロー(蛇腹)の操作でタンギングのような効果を出していくのですがそれが難しいそうです。

③のは演奏よりも、音を聴いたとたんにこれはダメだと思いました。味わいも何もありません。非常にチープな音でした。

この動画に刺激を受けてreizanの演奏も調べてみようと思いました。
reizanが使っているICレコーダの付属ソフト(インターネットで無料入手可能)でパソコンに波形が表示できるのです。

曲は今練習している「今小町」で、都山流公刊譜2ページ3行4小節目のハから4行1小節1拍目表拍のレまでです。上段がプロの演奏で下段がreizanの演奏です。

今小町プロアマ.png
《画像クリックで拡大、←クリックで戻る》
これを見ると、無駄に大きな音を出しているところと、頑張りどころで萎んでしまっているのが良くわかります。
また、朱線の辺りでテンポがずれていました。

昔、同じ教室で習っている方が発表会で演奏した時に先生と瓜二つの演奏をされたので、「先生の演奏のようでした」と申し上げたら「一音一音が先生と同じになるように練習しました」と仰って、reizanがその点をお褒めしたことを喜んでくださいました。
その方はその後しばらくしてプロに転向されて現在も活躍されています。

波形を見るとうまい下手の違いが良くわかるのですが、これはあくまでもチェック用です。
練習のポイントは良い演奏を耳で聴いて、その演奏に近づけているかどうかを耳で聴いて判断しながら改善していくのです。理屈はよくわかっているのですが実際にはなかなか上手くいかないのが悩ましいところです。



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