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吹きにくそうな尺八 [尺八改造]

Yahooオークションに不思議な尺八が出ていました。7孔尺八(指孔が裏側に一つ隠れていて、全部で7つある)のようです。

7孔尺八.png


どこが不思議かというと、歌口(エア・リード)が向こう側にあります。
これを吹こうとすると6つの指孔が身体の腹側になるため、手のひらを裏返して変な体勢で持たなければなりません。(実際にできるかどうか想像もつきません。)

尺八のことをよく知らない人が中継ぎのところを180度間違えて差し込むとこんな形になります。
でも、写真に写っている第4孔(一番右の大きい孔)は表孔ですから、多少位置がずれているものの180度の間違いとは思えません。尺八の常識を覆す不思議な尺八です。

ほかの写真を見ていたら原因がわかりました。

中継ぎ.png
普通は一つしかない中継ぎが二つあることです。これが不思議な尺八になった原因でした。右側の中継ぎを180度間違えて差し込んでいます。

7孔尺八2.png
このタイプでも尺八のことをちゃんと知っていれば正しい方向にセットできるのですが、ご存じない方が組み立てたみたいです。

ここからはreizanの想像ですが、この尺八には兄弟がいると思います。
何人(本)兄弟かは分かりませんが頭(頭部管)のない兄弟がいるはずです。

reizanのように三曲の尺八を吹く人は1尺8寸管と1尺6寸管を持つのが普通ですし、民謡や詩吟の伴奏をする人は長さ違いで最低5本以上の尺八を持っています。

尺八は真竹という自然のもので作られていますから一本一本の太さや節の形が違います。
だから、自分の口や顎の形に合う尺八を見つけるのはなかなか大変です。
そういうことなら、よく鳴る頭部管を一つだけにして、あとは下の部分を継ぎ変えるようにすれば、歌口の違いによる吹き難さが解消されます。

それが中継ぎを二か所にした理由だろうと思います。

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