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みんなの意見は、たった2割の意見 [番外]

子どもが何か欲しいものがあるとき、クラスのみんなが持っているからという理由づけをすることがありますが、実際はクラスの大半が持っているわけではなく、「みんなとは何人?」と突っ込まれると言葉に詰まります。

大人の世界でも似たようなことがあって、民主主義の社会で何かを決めるときは過半数の意見に従うと習ってきましたが、これも案外いい加減です。

団体の一般的な総会ルールで「定足数は過半数とし、出席者の過半数で決する」というのがありますが、委任状も加えて定足数に届いたかどうかを見るケースが多く、実際には2割の出席と3割+アルファの委任状というケースがあったりします。

そうすると、2割の出席者の過半数ですから、全体の1割強の人の意見で決してしまいます。

イタリアの経済学者のパレートという人(パレート図で有名)が、「8対2の法則」を発見しています。
その説を受けて、売上の8割は商品の2割で占められているとか、世の中のお金の8割は2割の人のものということが言われています。(最近では貧富の差が大きくなっているので、8割のお金は1割の人のもの、に変っているかもしれません。)
ネットで見かけたある首長選挙の投票率もパレートの法則に従っているような気がしました。

有権者数が75000人。投票者数(期日前投票を含む)が28000人。当選者の得票数が15000票。

皆が外出を控えている時期というのもあるかもしれませんが投票率は37%です。なかでも注目したいのは、全有権者数に対する当選者の得票数の割合です。

15000÷75000×100=20%ですから、8対2の法則に合っています。
民主選挙と謳われていても、実態は2割の人の意見で決まってしまっているということです。

これで民意を反映していると言ったら笑われます。民意を反映させるためには投票率をできるだけ100%に近づけていく以外に方法はありません。

これから4年間、たった20%の人が決めた首長のもとで暮らす人って哀れな気がしますが、投票しなかった自分のせいだから仕方ないですね。


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