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裏拍の工夫 [尺八演奏]

尺八演奏では、裏拍とか裏吹きという一般の人にはわかりにくい言葉があります。

裏吹きというのは移調の一種です。一本の尺八でもキーを半音ずつずらしていけば理論上はどのキーでも対応できるのですが、なにしろ指孔が五つしかありませんから実際にはほとんどの移調が困難です。そのような中にあって半音五つ分下げて、もとが「ロ」だったら、それを「チ」に置き換えて吹くというのが「裏吹き」です。

これは案外吹きやすくて、慣れた人だったら頭の中で置き替えができます。(reizanはできません。)

裏拍というのは、一拍の後半部分のことで、四分の四拍子を半拍ずつカウントした時の、「1と2と3と4と」の「と」の部分が裏拍に当たります。
多くは、表拍から吹き始める音や表拍裏拍と順に吹いていくケースが多いのですが、なかには表拍を休んで裏拍から吹き始めるというのがあります。
たまに、これが見にくい音譜があって表拍なのか裏拍なのかがわからなくなることがあります。

その工夫の一つが一拍ごとに仕切り線を入れることです。

バンブーダンス.jpg

reizanは四部合奏の第四部を担当しましたので一番左です。鉛筆で薄く拍の区切り線を入れています。この線があると初見でも「ロ」と「ハ」は表拍で半拍吹くことが一目瞭然になります。

都山流の人はこの方法が多いのですが、琴古流のゴマを借用しても出来ることに気づきました。
琴古譜のゴマ点は印刷の汚れではありませんので一定のルールに基づいて書かれています。
  • 右側にゴマ点があるのは、表拍の頭で吹きだす音
  • 左側にゴマ点があるのは、裏拍の頭で吹きだす音
  • 右側に○があれば、表拍の頭で吹きだす音がない(大抵は、前拍の音が続いている。)
  • 左側に▵(小さい△)があれば、裏拍の頭で吹きだす音がない(大抵は、表拍の音が続いている。)
このなかで、休符のあと裏拍の頭で吹きだす音に関するルールを借用して、音符の左側にゴマ点を書いたら裏拍とすれば、書き込みが少なくて済みますのでスッキリします。
表拍も有りますが、表拍には書かないというルールにしておけばシンプルになります。
 
裏間.png

形は半拍の休符に似ていますが、置かれてる位置が全く異なりますから見分けるのは簡単です。


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