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カラオケの原曲キー [音楽理論]
本題に先立ち一件ご報告
昨日の朝、「正しいパンツのたたみ方」という図書の推薦記事を投稿したところ、夕方に、「買ったよ」というメールを送ってくださった方がいらっしゃいました。書店で内容を見て即買いされたそうです。気に入っていただいて嬉しいです。
さて本題ですが、生涯大学校の尺八クラブの3月の練習日にカラオケハウスでカラオケ尺八の会をすることになりました。その下準備ということで2月はカラオケ尺八の理論の勉強をしました。
尺八譜は尺八で吹きやすいキーで作譜されますが、これがカラオケのキーと一致していることは稀です。
ほとんどの場合にキーコントロールをしないといけないというのが実情です。
そこで、キーをいくつ上げ下げすればよいかの計算について勉強しました。
最初に確認したのは、尺八音符と音高の関係です。
高齢者の会ですからC・D・E・F・G・A・B・Cの音名を覚えてもらうのに時間がかかりましたが、覚えてからは計算問題もできるようになりました。
カラオケ尺八というのは、本来、人が歌う部分を尺八で演奏しようというものです。基本的にクリアしないといけないのがキーを合わせるということです。カラオケのキーと尺八のキーが違っていたら悲惨なことになりますからここは大切です。
ところが、現実の壁は厚くて結構難題です。2段階の手順を踏んで考える必要があります。
一つは、歌手が歌っている原曲とカラオケのキーが違う場合があることです。(その方が多いようです。)
二つ目、カラオケのキーと尺八譜のキーが違う場合があることです。(これもそのケースの方が多いようです。)
特に何度も説明して最後にようやく理解してもらったのが「原曲キー」のことです。
「原曲キーの意味は、書かれている数字と同じだけキーを動かせば原曲のキーに戻ります。」と説明しても、その時は分かったつもりでいても計算問題を解こうとすると、原曲キーを、原曲からいくつ離れているかという意味に勘違いするケースが何度もありました。
カラオケの原曲キーの数字は、原曲からいくつ離れているかではなく、いくつ動かせば原曲のキーに戻るかということを表わしています。ここがキモです。
最後に練習問題を二つ解いていただきました。音符と音高の表があった方がわかりやすいので再掲します。
尺八と合わせるためには、カラオケのキーを「A」から「D」に変えてあげなければなりません。下の方に下げていくと半音7つ分になります。キーコントロールのマイナスキーを7回押すでも良いのですが、この場合はプラスキーを5回押す方が良いでしょう。1尺8寸管の場合の答えは+5です。
では、1尺6寸管の場合は尺八の音高が1尺8寸管よりも半音2つ分高くなりますから、+5に2を足して+7でも良いのですが、ここは-5を正解にしたいと思います。
問題2)原曲の歌い出しの音が「F」、原曲キーが「-3」、尺八譜の歌い出しの音が「リ(C)」の場合、1尺8寸管ではどうしますか? 1尺6寸管の場合はどうですか?
答え)カラオケのキーはFの半音3つ分上ですから「A♭」です。それを「C」まで上げるには半音4つ分になりますから答えは+4です。1尺6寸管の場合はそれに2を足しますから+6ですが、6の場合は-6でも同じ音高になりますから正解は±6としておきましょう。
こうやって計算問題は解けるようになりましたが、実際は原曲の歌い出しの音高を表した資料はどこにもありませんからYouTubeなどで歌手本人の原曲を聴いて音取りをするしかありません。
ここが一番難しいところです。これさえわかれば後は算数の文章題を解くような感覚で解いていけます。
3月の本番が楽しみです。
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