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音楽好きにはたまらない音楽本 [推薦図書]

あまり期待せずに読み始めたら第1章から面白くて興味深くて、音楽好きにはたまらないと思う本に出会いました。
「オーケストラ解体新書」(中央公論新社)のことです。

読響.jpg
読売日本交響楽団の事務局の方が書かれた本で、指揮者のこと、楽団員のこと、楽団運営のことなど、一般には知られていないけど聞くと興味が増すような話しが満載で1ページも無駄なページがありません。
五嶋みどりさんとの協演のくだりではこちらまで緊張してしまいました。本当に読み応えがあります。

第1章の大半は指揮者のことに割かれているのですが、ここで紹介されている指揮者の方の逸話を読むと、その方の指揮される演奏を聴いてみたくなります。(そのぐらい引きつけられる文章で書かれています。)

余談ですが、そのうちのお一人のユーリ・テミルカーノフさん指揮の演奏会が2018年早々に開催されるようです。

P_20171215_161856_1.jpg

テミルカーノフさんの手の動きにあやつられて素晴らしい音楽が生み出される様子がこの本に活写されているのですごく興味があります。ただ、夜の演奏会なので帰宅困難になるのが難点です。

reizanがやっている三曲(さんきょく=箏・三絃・尺八の合奏)は室内楽ですから指揮者を立てることはなく、お互いの阿吽の呼吸で演奏しますが、大合奏になると指揮が入ることがあります。

へたな指揮者の方ですとちょっと振っただけでガタガタの演奏になってしまい、演奏者が指揮についていかなくなります。そういう時はどうするかというと指揮はスタートの合図とみなし、あとは一番上手な方(クラシックのコンサートマスターみたいな存在)を覗いながら演奏します。

その様子は指揮者が演奏のテンポに合わせて振っている感じになります。あとで、会場に来ていた知り合いから「指揮を無視してましたね。」と指摘されたりします。そのぐらいわかりやすくバレバレになります。

テレビの「題名のない音楽会」で見た女性指揮者の田中祐子さんの指揮が素晴らしかったです。(YouTubeの演奏
彼女の指揮だったら絶対に従いますと思わせるぐらい説得力があって発音のタイミングがわかりやすいので音楽が本当に楽しくなりそうです。

横道に逸れてしまいましたが、この「オーケストラ解体新書」は異なる音楽ジャンルの人が読んでも面白いし、参考になると思います。久しぶりに出会った優れ本です。


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