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小学校の邦楽体験ボランティアに参加しました [三曲]

某小学の5年生、33名の皆さんに三曲で使う本物の楽器を体験してもらうイベントにボランティアで参加しました。

三曲とは、箏(こと)、三絃(一般には「三味線」と呼ばれている)、と尺八で演奏する曲のことです。

文部科学省の小学校学習指導要領で、小学5、6年の鑑賞曲に、「和楽器の音楽を含めた我が国の音楽や諸外国の音楽など文化とのかかわりを感じ取りやすい音楽,人々に長く親しまれている音楽など,いろいろな種類の楽曲」が指定されており、これに沿って先ずは三曲演奏を聴いてもらい、さらにそれぞれの楽器を使って小学生の皆さんに実際に音出しをしてもらいました。

プログラムは、
  1. 箏、尺八で「春の海」演奏(僭越ながら尺八はreizanです。)
  2. 箏、三絃、尺八で「六段の調」演奏(reizanは休憩です。)
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                 《「六段の調」の演奏》
  3. 3班に分かれて各楽器の演奏体験
  4. 和楽器の伴奏に合わせて「ふるさと」斉唱
箏、三絃はさわれば音が出ますが、尺八はそういうわけにいかずほとんどの皆さんが苦労されていました。
このボランティア活動はとにかく本物に接してもらうという趣旨でスタートしていますので尺八は大人が使っているものを提供しています。

なかには説明を聞く前から音を出した子供さんもおられましたが、大半はまだ顔が小さくて尺八の顎当たりから歌口までの寸法がご本人の口元のサイズの合っていないため音が出ないケースが多いように思いました。

reizanの見立てで、尺八の管径が小さければ音が出るはずと思った3人の子供さんに次のなかから選んだもの(顎当たり・歌口間が22mmと24mm)で試してもらったら、3人とも一発で音が出ました。

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《知人に作ってもらった管頭サイズサンプル》

尺八は音が出しにくい楽器という印象を植え付けて、それが演奏できるオジサンは凄いだろうと自慢しても何の得にもなりません。それよりも音が出ないのは尺八のサイズが合っていないだけで、サイズさえ合っていれば誰でも簡単に音が出せることを知ってもらった方が今後の尺八界にとって有意義だろうと思いました。


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