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戦後の昭和詩を読む [推薦図書]

昭和史ではなくて、昭和の時代、それも太平洋戦争の終戦後に作られた詩歌を集めた本の話です。タイトルはそれをひと言で表わそうとしたのですが意味が通じましたでしょうか。

いろんな詩を読むと、ほんわかとした気分になるものや、荒々しい気分になるものなど、短い文章でひとの気持ちを左右する力があって凄いと思います。

詩人の方が出す詩集というのは、レコードでいうと30㎝のLPアルバムのようなものだと思います。いくつもの作品を収めて詩集のタイトルに沿うように作られています。でも、そのすべてが心の琴線を震わすというケースは稀で、大概は一つか二つの際立ったものが存在します。

そういう作品だけを集めてCDを作ると「昭和のベストヒット曲集」みたいなものになりますが、詩歌の場合も同じように、多くの人の心を揺さぶった作品だけを集めた詩集があります。

これも編者の好みが反映されますから、何故この詩が入っていないのということがあったりしますが、この本にはreizanの好きな戦後の詩がすべて収められていました。

表紙.jpg

目次.jpg
《画像クリックで拡大、←クリックで戻る》

一冊のなかに思いを詰め込んだ詩集にかなうべくもありませんが、なんちゃって愛好者のreizanにはこの程度が向いています。

茨木のり子さんの「わたしが一番きれいだったとき」、「自分の感受性くらい」や、新川和江さんの「わたしを束ねないで」は当たり前のように入っていますし、なんと安藤寛子さんが曲をつけた三木卓さんの「系図」まで掲載されていました。

脚注や解説がついていて、「系図」の場合ですと、僕が生まれた時にめちゃくちゃ喜んだ母親が誰で、死ぬほど働いて死んでしまった父親が誰で、僕がいくつのときに亡くなったかとか、とにかく詩の背景が事細かに説明されています。

部屋を暖かくして、テレビを消して、詩を読みながら至福の時を過ごす自分を想像したら幸せな気分で一杯になります。

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