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忖度 [お菓子]

reizan宅においでになったお客様から、新大阪の駅で買ったというお土産の饅頭をいただきました。先に立ち寄られたお宅にも同じ饅頭をお土産にされたそうです。

どちらの家でも、見たとたんに笑ってくれたと喜んでおられました。歳を取ると箸が転がったぐらいでは笑えなくなっていますから、久しぶりに頬の筋肉が緩んで良かったです。

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「忖度」(そんたく)という言葉は、勤務時代には当たり前のように身についていましたが、けして口に出す言葉ではありませんでした。言葉に出さずに他人の気持ちを慮る(おもんばかる)のが忖度ですから、「忖度してください。」とか「忖度してあげます。」というやりとりはあり得ないわけです。

そのような内に秘める言葉が脚光を浴びたのが、国会の証人喚問における某学園理事長さんの神風が吹いたという答弁と獣医学部の新設問題です。忖度があったとかなかったとか侃々諤々の議論が展開されました。
そのことで忖度という言葉を知らなかった(忖度する必要のなかった)方までもが知るようになってしまいました。

そうなると便乗商法と言いますか、流行を金儲けにつなげようとする方が現れるものです。

「忖度」という言葉は内に秘める言葉ではありますが、会話や文章のなかでは誰でも自由に使えます。
ところがこの言葉を商品に使うとなると権利の問題が絡んできます。

「特許・実用新案」、「意匠」、「商標」という特許庁管轄の権利関係のなかでは「商標」がそれに該当します。
包装紙の左下隅に「商標登録出願中」とあります。審査の結果商標権が認められると「忖度」という言葉は商標権を犯して使用することができなくなります。

こういうと「忖度」という言葉が使えなくなると誤解される方がいらっしゃるといけませんので補足しますと、出願の際に「商品及び役務の区分並びに指定商品または指定役務」を指定することになっていますのでそれ以外であれば自由に使えます。

特許庁の「特許情報プラットフォーム」を検索してみたら、2017年7月23日現在では、「忖度」で2件が出願されていました。

1件は造り酒屋さんで対象商品は焼酎、清酒です。もう1件は衣類雑貨のメーカーさん?で対象商品は衣類、雑貨です。
件の饅頭についてはまだ掲載されていませんでした。

「忖度饅頭」の箱の中身はこんな感じでした。

P_20170722_205038.jpg
甘味にちょっとクセがありますが普通の饅頭です。

P_20170722_1843032.jpg

包装の構造を二重底にして賄賂に似せたメッセージなどを入れられるようにしていたら二度笑えると思います。
「忖度」と付けただけで面白がって買う人がいる打ち上げ花火みたいな瞬間的な商品だと思いました。
半年後に買う気になるだろうかと考えたら絶対に買わないと思います。


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