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尺八でドレミ [尺八演奏]

これまで尺八にご縁のなかった方に尺八を演奏してご紹介するときに、尺八でドレミファソラシドを吹くことがあります。

尺八は表に4つ、裏に1つ、合計5つの指孔しかありませんが、これで2オクターブ半から3オクターブの音が出せます。

また、歌口(リード)と唇の間の開口面積を加減することで上下に1音ずつぐらいはポルタメントさせることができます。

でも実際に使う音はほとんど洋楽と同じで、1尺8寸管の場合は下からD・D#E♭・E・F・F#G♭・G・G#A♭・A・A#B♭・B・C・C#D♭の12音です。

ではこの12音を使ってドレミを演奏するにはどうすればよいかですが、それはピアノの鍵盤を思い出してもらったら良いと思います。

ハ長調のドからスタートすると白鍵を順番に弾いていけばドレミファソラシドになります。
ここでそれぞれの音の間に半音がいくつあるか見てみましょう。ドとレの間は半音が2つです。レとミの間も2つです。しかしミとファの間は半音が1つとなります。

これを順番に並べると、2・2・1・2・2・2・1となります。

1尺8寸の尺八で筒音(指孔を全部塞ぐ)をド(=D、尺八音符ではロ、以下同様に表記)とすると、ドレミファソラシドは、ド(=D、ロ)、レ(=E、ツのメリ(琴古流ではツの中メリ))、ミ(=F#G♭、レの半音(琴古流ではレの中メリ))、ファ(=G、レ)、ソ(=A、チ)、ラ(=B、ハのメリ(琴古流ではリの中メリ))、シ(=C#D♭、ロの半音(琴古流ではロの中メリ))、ド(D=、ロ)となります。

基音(スタートの音)を何にするかを決めれば、そこから半音の数を2・2・1・2・2・2・1とすればすべて
ドレミファソラシドになります。

この原理を利用して「尺八でドレミ」の譜を作ってみました。

都山流ドレミ2.png
《都山流、画像クリックで拡大、←クリックで戻る》
琴古流ドレミ.png
《琴古流、画像クリックで拡大、←クリックで戻る》
右から3行目が乙ロを基音にしたドレミファソラシドです。
これを吹いてみると、大抵の人がシ(=C#D♭、ロの半音(琴古流ではロの中メリ))のところで違和感を覚えます。(正しい音律になっていないということです。)

その前のラ(=B、ハのメリ(琴古流ではリの中メリ))がメリ音ですが、シ(=C#D♭、ロの半音(琴古流ではロの中メリ))に移ったときに、もう一段メリ込まなければなりません。
自分は正しく吹いていると思っても案外高過ぎる人が多いのがこの音です。曲のなかでも滅多に出て来ないため慣れていないというのもあるかもしれません。その他にもいくつか難しい音があります。

この表を使ってすべて(大甲の音は省いています)の音階がドレミファソラシドと聞こえるようになれば、ほぼ正しい運指とアンブシュアができていることになります。(なお、古曲の場合はこれより低くしないといけない音が出てくることがあります。)


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