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給与振込口座活用法 [アイデア]

給与振込口座。懐かしい言葉です。今は年金生活ですから給料とは無縁になりましたが、ふと昔のことを思い出しましたので記しておきます。

reizanが勤め始めたころは毎月現金の入った給料袋を受け取っていました。給料日の前日には給与課員の大半と他課からの応援者が銀行に出向き、行員の方とペアになって従業員一人ずつの明細書に合わせて現金と明細を給料袋に入れていきます。二人がそれぞれ数えてダブルチェックします。でもまだ封はしません。

万一、現金が余ったり足りなかったりしたら最初からやり直しです。滅多にないことですが実際に起こったときは大変だったらしいです。reizanは一度だけ聞いたことがあります。銀行に行っていた皆さんが夕方遅くに疲れ切った様子で帰社された姿が記憶にあります。そういうトラブルの危険を孕んでいますから皆嫌がっていました。

それが時代の流れで給与口座振込に変わることになりました。給与課員の人たちは大喜びです。
でも一般社員は初めてのことで面喰っていました。

振込口座を二つまで指定できるのですが条件がありました。第二口座は定額で、第一口座はその残り(変額)という条件です。(世の中には逆のパターンで指定している会社もあるようですが前記の条件のままで書き続けます。)

迷ったのは所帯持ちの世帯主(主に男性)の人たちです。
自分と配偶者、それぞれがどちらの口座を持つかを決めないといけないのです。前例のないことですから過去の事例はありません。そんな状態で判断を求められることになったのです。

その時、大半の人が配偶者に第一口座(変額)の通帳とカードを渡しました。第二口座(定額)に自分の小遣い分が定額で入るようにしたのです。
しかし、reizanはそうしませんでした。一か月の生活費として幾らあればよいかを話し合い、妥結額を第二口座の定額として家人に第二口座の通帳とカードを渡しました。reizanは第一口座(変額)です。

そのお蔭で我が家では毎年面白いことがありました。世間の春闘が終わった後で我が家の春闘をが始まるのです。
会社のベアが妥結したら、今度は我が家で第二口座の定額を幾らアップするかを交渉します。幸いなことに、いつも要求に対して一発回答で妥結していましたから家庭内ストライキはありませんでした。

会社で何人かの人に自分のやり方を話したのですが、良いと思うけど自分も配偶者も現行のやり方に慣れてしまっていて今更変更できないということでした。(勤務時代最後の頃のやり手の上司だけが最初からreizanと同じ方法でした。その方とは考え方が合って仕事の面でも楽しく良い仕事ができたと思います。)

給与振込導入後、景気は上り調子で残業が多くなり第一口座にその分が入ってきますから、第一口座を持っている配偶者の方は大喜びでした。それがずっと続くとその金額が当たり前になります。
ところが景気には波がありますから残業が少なくなって影響が出るのは第一口座(変額)です。配偶者の方から入金が減ったことを責められるという話を何人かの方から聞きました。(この時が切替のチャンスだったのですが誰もしなかったみたいです。)

reizan宅の場合、残業が多かろうが少なかろうが家人の持つ第二口座(定額)には、これだけあれば生活できると決めた金額が毎月入ってきます。その金額の中で遣り繰りすればよいのですから、残業の多少で一喜一憂することはありませんでした。
残業が多ければreizanの小遣いが増えますが働いた分の見返りですから罪悪感はありません。また、それを全部自分のために使ってしまうわけではなく、外食だったり旅行だったりで家族にも還元するのです。

昔のお父さんは給料袋を持って帰ることで家長としての威厳を保っていましたが、給与振込になると振込まれたお金と労働が意識の上で結び付かなくなりました。第二口座の定額小遣い生活ではたまの大盤振る舞いもできません。

給与振込が導入されるとき、reizanはそういう将来の画を思い描いて定額口座を家人に渡しました。現役の方で定額口座を自分用にしている方、ちょっと考えてみませんか。
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