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三曲合奏で拍数が違うと合わせるのに苦労します [三曲]
いつも合奏していただいている山田流の箏の先生(三人いらっしゃるのですがそのうちのお一人)から尺八協演の依頼をお受けしました。曲目は「新高砂」で初めての合わせになります。
「新高砂」は尺八では初伝曲ですから強弱の表現を除けば、運指も特に難しいところはありません。
ということで何の気負いもなく下合わせに臨んだのですが上手くいかないところがあって手こずりました。本当に想定外の出来事です。
その場で時間をとっても申し訳ないので該当部分の箏譜を写真に撮らせていただき、帰宅してから尺八譜とも突き合わせてチェックしました。
そして原因がわかりました。四段のうち上2段と下2段は同じ個所をどちらで演奏しても良いことになっています。
reizanが今まで経験してきたのは上2段の「或は」の方です。生田流の箏ともそれでぴったり合っていました。
ところが今回の絃方は下2段の方で演奏されていたのです。両矢印の箇所を見ていただくと「斗十」が1拍ずれていてその後もずっとずれています。黒い縦線の次の「七ー」で拍数の辻褄は合っていますが、尺八と合奏した時には両矢印のところから「七ー」の前までにすごい違和感を感じます。
対策としては上から2段目の両矢印の前「六斗〇為」のうちから「六斗」の対応する尺八の音符を削除して演奏することにしました。これで上手くいくはずです。
なお、下2段の方ではその後に2拍の余分な手が増えていますので、ここも尺八が拍を合わせるようにしなければなりません。
そういうことを考慮して比較表を作ってみました。箏Aが今回の先生の手を尺八譜に書き換えたものになります。(箏の2拍が尺八譜では1拍分にあたります。)
reizanが今まで経験してきたのは上2段の「或は」の方です。生田流の箏ともそれでぴったり合っていました。
ところが今回の絃方は下2段の方で演奏されていたのです。両矢印の箇所を見ていただくと「斗十」が1拍ずれていてその後もずっとずれています。黒い縦線の次の「七ー」で拍数の辻褄は合っていますが、尺八と合奏した時には両矢印のところから「七ー」の前までにすごい違和感を感じます。
対策としては上から2段目の両矢印の前「六斗〇為」のうちから「六斗」の対応する尺八の音符を削除して演奏することにしました。これで上手くいくはずです。
なお、下2段の方ではその後に2拍の余分な手が増えていますので、ここも尺八が拍を合わせるようにしなければなりません。
そういうことを考慮して比較表を作ってみました。箏Aが今回の先生の手を尺八譜に書き換えたものになります。(箏の2拍が尺八譜では1拍分にあたります。)
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