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波の伊八の欄間を見せてもらいました [番外]

ある高齢の女性宅を三人で訪問しました。
用事が住んでお茶を飲みながら雑談していたときに、その家の女性から、敷地内の別棟に波の伊八の欄間彫刻があるという話がぽろっと出ました。15年来の知り合いですがそんな話は初めて聞きました。

他の人たちが「はあ、そうですか」と受け流してほかの話題に移りそうな雰囲気でしたが、ここは頑張りどころと思って「ぜひ拝見させていただきたい」とお願いして見せていただくことができました。

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《左側》

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《右側》

題材は、「鳩に三枝の礼あり、烏に反哺の考あり」です。

左側が鳩の図で、小鳩は親鳩よりも三枝下に止まる礼儀をしっており、

1510220006.JPG

右側の烏の図は、烏は雛の時に親から養われた恩に報いるため、成長の後、親烏の口に餌を含ませる考の道を心得ている、ということを表わしています。

1510220007.JPG

鳩や烏でさえ礼を知り考を行うのであるから、まして、ひとはそれらの徳を知りよく行うべきであるという教えです。
自分のことを考えると鳩や烏にも負けているかもしれません。

彫刻はこれだけでなく床の間の横の明かり窓の上にもありました。2匹の鯉がいます。

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《左部分》

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《右部分》

波の伊八は、1824年に亡くなった初代から1954年(昭和29年)に亡くなった五代目まで続いていますのでいつのころの伊八の作かわかりませんが、建物は200年以上前のものだとのことですから初代か二代目ごろのものと思われます。
管理上の問題がありますから一般に公開されていないし、在ることすら内緒にしているそうですから、本当に運よく素晴らしいものを見せていただきました。

また、普段の生活の場になっている母屋にも伊八の作品のみかんがあるというのでそれも見せてもらいました。

1510220003.JPG

みかんというよりも南瓜ぐらいの大きさがありました。模様も南瓜のように見えますが、皮を剥いたみかんです。
裏に制作年が彫ってあるから見ても良いと言われましたが、おっちょこちょいが触って破損でもしたら大変ですからそれは辞退しました。

昔、某宮様がお泊りになった部屋もあって、そこには正装した宮様の写真やお泊りになったことを示す書が額装されて飾られていました。
このお宅にはテレビのお宝鑑定番組向きのお宝が埋まっていそうです。



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