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日本笑い学会 [知識・情報]

日本笑い学会所属の方の講演を聴く機会がありました。日本笑い学会て初めて聞く名前ですが、こんな団体です。

reizanが理解した講演の要旨は次のような内容でした。

我が国の国柄は笑いに満ちていました。
国の始まりといわれる天岩戸開きのときからそうです。
須佐之男命(スサノヲノミコト)の乱暴ないたずらに怒った姉の天照大御神(アマテラスオオミカミ)が天岩戸にお隠れになったことがありました。太陽神が隠れたので世の中は真っ暗になり禍が頻発しました。

困った八百万の神が相談して天岩戸の前でいろんなことを試されますがうまくいきません。そこで登場するのが天鈿女命(アマノウズメノミコト)です。

天鈿女命は天の香具山の天の日陰を襷にかけ、天のツルマサキをかづらとし、天の香具山の笹の葉を束ねて手に持ち、天の岩屋戸の前に桶を伏せて乗り、踏み轟かして神懸かりになりました。

胸の乳房があらわに出て、衣の紐が解け陰部まで押し下がって垂れました。(日本初のストリップショーといわれている場面です。)

それを見て、八百万の神々が高天原中に鳴り響くほどみんな大笑いをしました。

自分が隠れて世の中は真っ暗闇のはずなのに笑い声が聞こえるとは妖しやと、天照大御神が天岩戸を開けて顔を出したところを、手力男命(タジカラヲノミコト)が岩戸を開け放ち、思兼神(オモイカネノカミ)に手を引かれて天岩戸から出てきました。そして世の中は再び明るく平和になったとのことです。

長々と書きましたが、ポイントは八百万の神々が大笑いをした、というところです。

ここから日本の国の歴史はスタートしました。

そして、その後の神道や仏教も笑いを許容するものでした。今も残る「笑い講」や広隆寺の弥勒菩薩半跏思惟像に代表される笑顔の仏像がそのことを特徴づけています。(キリストの場合は受難の像ですから笑っている像を見たことがありません。)

芸能面でもこの流れを受けて万歳から漫才が生まれ、仏教影響を受けた落語(「こんにゃく問答」が好例)が発展しました。そのほかにも笑いにまつわる祭りや行事がたくさんあります。

江戸時代の終わりごろ押し寄せた外国人から見た日本人の印象は「へらへらしている」だったらしいですが、まさに笑う人たちだったわけです。

それが今では笑わない人が多くなっています。世知辛い世の中になっていますから、笑わない理由はちょっと考えただけで10ぐらいすぐに思いつきます。

本当は日本人は笑う民族です。
再び笑って暮らせる世の中になって欲しいものです。そのための研究をしているのが日本笑い学会です。

というようなことだったと思います。(論旨が間違っているとしたらreizanの責任です。)


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