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指揮をしました [尺八演奏]

20数名の人が参加した尺八合奏講習会で指揮をしました。曲名は初代石垣征山作曲の尺八二部合奏曲「竹吹く」です。
指揮自体が初めての経験ですから冷や汗ものでした。

なぜreizanが指揮をしたかというとreizanが曲を提案したからです。参加者は全員が職格者(指導資格を持っている人)ですが、指揮法を正式に習った人なんていませんから最初に発言した報いです。

模範演奏にまわるという手もあったのですが、reizanよりもはるかに上手い方お二人が手伝ってくださることになったので、そのうちのお一人に指揮にまわってもらってreizanが演奏をするというのもあり得ない話です。結局reizanが指揮をやらざるを得ないことになってしまいました。

「竹吹く」は、最初から最後まで特殊音符の半音が一切登場しない(初心者が最初に習う基本的な音だけ)という一見簡単そうな曲ですが、その分リズムに凝っていて大勢で演奏する場合に指揮なしではちょっとつらい曲です。

本番の2か月前に三人で下合わせをした際に、指揮棒を振ってみましたが演奏しにくいという評価をいただきました。

その後は下合わせの日程がとれないことがわかっていましたので、「指揮法教程」(斎藤秀雄著の古典的名著)を入手し、YouTubeの動画を観て、本番の前日まで練習に励みました。

P_20190623_192617_1.jpg


練習の間もただ棒を振っているだけでは意味がありません。テンポ感をつかむための音源が欲しかったのですがYouTubeにも出ていません。

それで仕方なくMuseScoreという楽譜作成用フリーソフトを使って五線譜を作り、それを再生させて音源を作りました。(半音がないため頭の中で尺八譜から五線譜への変換ができるから打ち込みは簡単でした。)


(曲の掛かりの部分)
(練習番号4 テンポが120に変ったところ)
結局、2回目のリハーサルは本番直前の30分間でした。でも事情を知らずに話しかける人がいて練習できたのは1回だけでした。

模範演奏担当の方からは、前回からかなり練習されましたね、とは言っていただいたのですが自分のなかでは不安だらけでした。

本番の最初は模範演奏からですが最初の4小節でズレがでて躓いてしまいました。最初からあがっているのにこういうアクシデントがあると脳の中はパニック状態です。

それでもなんとか曲の最後までたどり着き、その後は参加者の方と一緒に合奏の練習を繰り返しました。
13時半から始めて途中で15分の休憩を取り15時50分まで頑張りました。

拙い指揮でしたが、一部の方には努力だけは認めていただけたようで、よく頑張ったねと慰めていただきました。

たった2時間ぐらいのことでしたがとっても疲れました。帰りの電車は発車間際で立っている人がすでに何人もいたのですが、4人掛けの席の奥の方に空席が一つだけあったので恥も外聞もなく座らせていただきました。

ただ指揮棒を振っていただけですので腕だけを使っている気でいたのですが、身体全体に負荷がかかっていたみたいで、翌朝、体重を測ったら1キロ近く減っていました。

来年5月の定期演奏会の終曲でこの曲を演奏することになっているのですが、指揮者が誰になるのか。
今は、もうやりたくない気持ちと、指揮が上手くいったときの快感との狭間で心が揺れています。


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