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カラオケのキー [知識・情報]

気分転換にカラオケ尺八をすることがあります。カラオケの伴奏で歌う代わりに歌の部分を尺八で演奏するという試みです。

生歌の場合は、知っている歌であれば最後まで歌えますが、尺八の場合は大抵楽譜がないと一歩も進めません。
だから事前に尺八譜を準備してから行くのですが、さらに悩ましいのがキーの問題です。

曲の番号を入れてスタートしたら、前奏が流れ出してやがて歌が始まりますが、そこでキーが違っているとがっくり来ます。生歌でしたら全音域をカバーできるかどうかという問題はありますが、取りあえずキーを変えて歌い出すことは可能です。

ところが、尺八の場合は余程の熟達者でない限り、キーを変えて演奏するのは結構難しいです。だからそんな無理をしなくてもカラオケのキーを変える方を選びます。

その変更が一発で出来ないものかと思って調べてみました。
ここで関係するのは、カラオケのキーと尺八譜のキーです。

カラオケは一般の人が歌いやすいように設定していますから、必ずしもオリジナル歌手のキーになっていないことがあります。

今までは、カラオケハウスに行ってぶっつけ本番で確認していたのですが、通信カラオケの会社のサイトを見ると原曲キーとカラオケキーの関係が情報として提供されていました。

楽曲情報.png
《ある会社の「悲しい酒」の情報》 

この情報の見方ですが、原曲から2律(半音2つ)下がっているという意味ではありません。
  • 原曲のキーに戻すには、キーを2律下げる必要がある (〇) 

ということです。

裏返せば、カラオケのキーは原曲よりも2律高くなっているということです。

昔、「大都会」という脳天に抜けるようなハイ・トーンボイスの曲が流行ったことがありましたが、この曲の楽曲情報は次のようになっています。

大都会.png
《「大都会」の楽曲情報》

原曲のキーに戻すためには5律(半音5つ)上げなければなりません。つまり、普通のひとよりも5律高いところで歌っているということですから常人には真似できません。

 

ここまでわかったら完璧と思っていたのですが落とし穴がありました。それは、尺八譜やその元になった五線譜が必ずしも原曲のキーどおりとは限らなかったからです。

楽譜集の編者の意向で、万人の歌いやすいキーに移調しているケースがあります。
これは元歌の歌手のキーが万人とどれだけ違うかでキーを使い分けているのです。元のままのこともあるし変えている場合もあるという具合ですから一曲ずつ確認するしかありません。

結局、カラオケ尺八の事前準備としては、

  1. 尺八譜と原曲のキーの違いを調べる。(±何律差?)
  2. カラオケのキーと原曲のキーの違いを調べる。(±何律差?)
  3. カラオケのキーを何律上げ下げすれば良いかを決める。
という手順が必要だということが分かりました。

reizanが候補曲の一つに挙げているダニエル・ビダルさんの「オー・シャンゼリゼ」は「チ(A)」から歌い出す場合のキーが2尺管の尺八と合うことがわかりましたし、カラオケのキーは原曲どおりとなっていますので、1尺6寸管で演奏するにはカラオケのキーコントロールをプラス4にすれば良いと計算しました。

果たして本番のときに計算通りにいくかどうか今から楽しみです。


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