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サウンドコルセットの使い方 [音楽理論]

何年か前によく知っている人から勧められてしぶしぶ携帯からスマホに切り替えましたが、今ではスマホなしの暮らしは考えられません。

特に重宝しているアプリが二つあります。スケジュール管理のアプリとメトローム・チューナーのアプリです。

前の携帯では容量に制限が有ってスケジュールは200件までしか入りませんでした。(連絡する相手が少ないから連絡先の容量はたくさん余っていたのですが)
限られた容量のなかで、済んだ用事は消して新しいスケジュールを入れるというのはかなりストレスでした。それが今はやろうと思えば百歳の誕生日のスケジュールだって入れられるのですから、完全にストレスフリーです。

そしてもう一つのメトローム・チューナーのアプリですが、「サウンドコルセット」という無料アプリを使っています。

チューナー.png


これが優れもので、「メトロノーム」、「チューナー」、「音叉」として使え、さらに「録音・再生」まで出来るのです。「メトロノーム」、「チューナー」はそれぞれ安いものでも3000円はします。
それが只ですし、チューナーの電池交換も必要ありません。

先日、三曲合奏研修会の際に「夕顔」を吹いた方の尺八演奏と箏とピッチがずれていて気持ち歩かったので、多分こういうことだろうと思って、箏のピッチを訊いてみました。

今ではごく当たり前のことですが、箏はA=442Hzで調絃されていました。一方尺八の方は3、40年は使っていると思われる愛管の尺八です。
古い尺八はA=440Hzで調律されています。これを普通に吹いたらA4の音で2Hzの差ですが、実音では約7セント(1セントは半音の100分の1)の差になります。

半音の7%も下がったらこれはもう気持ちの悪い響きになってしまします。

そこで、絃方に440Hzで調絃して下さるようお願いしたら、チューナーの設定を442Hzにしたあと変えることがなかったので変更の仕方を覚えていないとのことでした。そこでreizanのスマホを取出してサウンドコルセットを起動し、チューナーのピッチをA=440Hzに設定して調弦してもらい、再度合奏してもらったら今度は気持ち良く聴くことができました。

そのあとで尺八の方とお話したら、440とか442とか良く聞くけど意味は知らなかったとのことでした。スマホをお持ちとのことですので「サウンドコルセット」をインストールするようお勧めしました。

インストールされたら、今度は使い方で悩まれるだろうと思って簡単な資料を作って差し上げることにしました。

参考までにその内容をここにアップしておきます。

サウンドコルセットの使い方.png
《画像クリックで拡大、←クリックで戻る》

でも、絃を440Hzに合わせてもらうというのは一人だったらできることで、尺八が2名以上のときは原則442Hzに合わせなければなりません。その為にはカリ吹きで442Hzのピッチで吹けるように訓練しておかなければなりません。

なお、チューナーに頼りすぎて古曲をチューナーどおりのピッチで吹くとそれはまた問題です。絃はツの半音とハの半音の音を平均律よりも約10セント(半音の100分の10)ほど低く調弦していますからそれに合わせなければなりません。

洋楽でドミソの和音というのがありますが、これをピアノの音で拾って声に出したとしたら決して響きの良い音にはなりません。ミの音を10セントぐらい下げてやるととても良い響きになりますが、それと似ています。

洋楽と邦楽て、西洋医学と漢方ぐらい違うと思っておられる方がいらっしゃるかもしれませんが、案外基本的なところでは共通点がたくさんあります。


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