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時代の流れに逆行してませんか [雑感]

最近、不思議なテレビCMが流れています。小便小僧が腰掛便器に向かって立小便をしている動画です。

泡コート.png

泡コート2.png

泡コート3.png

最初は、ハルンケアみたいな薬のCMかと思ったのですが、動画の最後にPanasonicの文字が出てきて便器の宣伝だとわかりました。というか本当は温水洗浄便座のCMでした。

セールスポイントの三つ目が、腰掛便器の溜り水の表面を泡で覆って尿の跳び跳ねを抑制していることだそうです。「男性立小用を想定した機能です。」と謳われています。
これって必要なこと?

泡コート4.png 
《画像クリックで拡大、←クリックで戻る》

その昔、公団住宅が庶民のあこがれだった頃、そこのトイレは当時としては珍しい腰掛便器でした。
世の中の大半の人が腰掛便器を使ったことがなかったころのことです。

だから公団住宅のトイレには必ず使い方を示すシールが貼られていました。

腰掛便器の使い方.jpg

最初のころはToyotokiのロゴマークでした。

東洋陶器.jpg

後にこの「腰掛便器の使い方」シールが物議を醸すことになります。

家の掃除は女性の仕事みたいな暗黙の役割分担があった頃、それは専業主婦といわれる女性が多かったときでした。
やがてパートタイマーという働き方が普及しさらに共働きという生き方が増えてくるにつれて、掃除をするのはいいけど立小便の跳ねで汚れた床や壁を掃除するのは嫌だという女性の声があがってきました。

そのとき槍玉に挙がったのが件のシールです。TOTOという会社が腰掛便器の立小便を指導した張本人として指摘されました。多くの人に証拠のシールの記憶があるから反論も難しかっただろうと思います。

世の中の男子は、立ってしないと雄としての威厳が失われると抵抗していましたが、やがて座って小用をする男子が増えてきました。それが世の中の流れです。

それに棹を差すように出てきたのが超有名企業のPanasonicのCMですからビックリしました。
今さら自宅で立小便を復活させて何の意味があるのでしょうか。それも跳ねを完璧に防止できるわけではなくて抑制するということですから中途半端です。

日本企業の開発部門というのは余計な機能を付けるのが好きです。それで、シンプルで安い外国製品に世界市場で負けたという経験があるのに心からの反省はしません。10人で済んでた間接部門が100人になったら100人分の仕事を作り出すと言われています。

Panasonicという会社は好きですが、今回のCMは意味不明で感心しません。水溜りの縁回りの汚れ防止という点では泡コートは悪くないのだろうと思いますが、立小便を引き合いに出した時点で訴求のポイントが的外れです。


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