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今まで出来なかったことができるようになりました [尺八演奏]

reizanの尺八歴は今習ってる先生よりも長いのですが、出来ないことが多くてずっと習い続けそうです。

でも今回、山田流の「松竹梅」にチャレンジすることになって練習していたら、今まで出来なかったことが一つできるようになりました。

それは、十六分音符の「チ」が四つ連続するときの演奏です。一般的には「レ」が四つ連続する方が難しいと言われているのですがreizanの場合は逆でした。

「チ」というのは第四孔(表の一番上)を人差指で、裏孔を親指で塞ぐ運指です。二つ目の「チ」からは四孔の指を素早く押しなおす、押しなおす、押しなおす、という動作で音を切ります。

「レ」は、「チ」の指使いに加えて第三孔(上から二つ目)を薬指で塞ぎ、薬指を押しなおして音を切ります。尺八は利き手に関係なくどちらの手を上にしても良いのですが、右利きの人が左手を上にしている場合、第三孔を塞いでいるのは動きが悪い左手の薬指です。これが「レ」が四つ連続する方が難しいと言われる所以です。

それがreizanの場合は、「チ」で第四孔を押しなおすときに塞いでいる人差指が離れすぎると瞬間違う音が混ざってしまって、本来「チチチチ」と鳴らなければいけないのが「ヒョコヒョコヒョコヒョコ」と下手丸出しに聞こえてしまいます。上手くコントロール出来なかったのです。

若いときは未熟でできないと思い、歳をとってからは関節の変化で出来ないと思い込んでいました。それが、ちょっと親指の位置を変えたら人差指が楽に動くようになって難なくできるようになったのです。

(左の親指を立てて左人差指の先で親指の第1関節と第2関節のあいだの部分を連打してみてください。次に左人差指の先で拇指球を連打してみてください。後者の方が速い動きができるはずです。今回のブログの肝はそういう話です。)

それは、今まで五孔(裏孔)を塞ぐときに、親指の爪の裏側(画鋲を押すときの位置)あたりで塞いでいたのですが、それを第一関節の方に少しずらして親指の指紋の渦の中央あたりで塞ぐようにしたら、第四孔の人差し指が自由に動くようになったのです。(下記のように尺八に原因がありましたので、親指をずらすという方法は誰にでも通用するものではありません。)

裏孔の親指は尺八の縦のラインに沿って当てていますので、今回の変化は親指を上方に4mmぐらいずらした感じになります。

そこで、思い当たることがあったので調べてみました。今頻繁に使っている愛管の四孔と五孔の芯々間で28mmでした。

P_20161011_055349.jpg
《現在の愛管》

比較のため、尺八を習い始めて一年目に買った尺八(余談ですがこちらの方が3倍い以上高かったです。)を測ってみました。こちらは芯々で32mmでした。

P_20161011_055959.jpg

両者の差は4mmでした。

今、一番愛用している1尺8寸管は指孔の位置をすべて修正しています。五孔はreizanのリクエストで位置を下げてもらったのですが、音律が下がりすぎてしまいました。正しい音律にするためには4mmぐらい戻した方が良いという計算をしていますから、4mmという数字はそれとも合致します。

P_20161011_055020.jpg
《五孔(裏孔)》

取りあえず11月の演奏会はこのままにして親指の当て方で調整することにし、演奏会が済んだら五孔の位置を上方に4mmずらしてもらうことにします。

今回の発見でこういうのも平気でこなせるようになりました。つい先日まで「松竹梅」の演奏には不安があったのですが、何とかいけそうになって楽しみに変わりました。

チチチチレレレレ.png


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