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98歳のお箏と合奏 [三曲]

尺八を吹いていても所詮アマチュアですから、ボランティアで押しかける以外滅多に声がかかることはありません。

そんななかで例外中の例外が敬老の日の演奏です。老人福祉施設の理事長さんからのご依頼を受けて、毎年、招待演奏をさせていただいています。

でも、理事長さんの目当てはreizanの尺八演奏ではありません。狙いは近所のお箏の先生のお弟子さんです。
数人のお弟子さんがいらっしゃるのですが若い人には目もくれません。

目当ては最高齢の方です。その方が90過ぎてもお箏を弾いているということを聞きつけて、入所者の方にぜひその演奏を聴かせたいというところからスタートしています。

それから毎年、敬老の日に演奏をさせていただいて、今年、その方がなんと98歳を迎えられました。

事前情報では、家族の方が万一の転倒事故を心配されて演奏会には出ないようにSTOPをかけられていると伺っていたのですが、理事長さんから、老人施設には車いすごとでも乗れる車があるから是非お願いしたいと乞われて、そこを最後の出演場所にすることに決められたそうです。

そして先日、お箏の先生のお宅で下合わせをしました。
その方にお目にかかるのは1年ぶりですし、事前情報のこともあったので少し衰弱されているのかと思っていたのですが、お会いしたら1年前と全く変わらずお元気で室内では杖なしで歩かれるし、正座も普通にできていました。

今回で最後の共演になりますからお箏の先生とも相談して、ご本人の好きな「千鳥の曲」を演奏することにしました。

1時間の下合わせのなかで4回も演奏しましたが、至極当然のことのように演奏されますし、お疲れの様子もありませんでした。(昨年、お目にかかったときに血管年齢の話になって、掛かりつけ医で頸部エコー検査をしてもらったときに70代と診断されたそうです。reizanは90歳に近い80代と診断されていましたから真逆です。)

尺八をやっていて何が楽しいって、こんな風に元気な人生の先輩と一緒に遊べる喜びはなにものにも代えがたいものです。


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