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「智恵子の手紙」再演 [音楽鑑賞]
安藤寛子(通称あんひろ)さんが作曲された「智恵子の手紙」が再演されるというので、荒川区町屋のムーブ町屋ムーブホールまで聴きに行きました。
荒川区というのは山の手に対する下町ですから町屋に下町の風情を期待したのですが、東京メトロ千代田線と京成本線と都電荒川線が交差する交通の要衝でビルが立ち並び、reizanの住むまちに比べたらはるかに都会でした。
町屋駅を出てスマホで地図検索したらすぐ近くです。ところがなかなか行きつきません。
しばらくしてわかったのですがムーブ町屋という建物はなくて、サンポップマチヤという商業ビルの3階にありました。
今回の催しは東京国際芸術協会という団体の作曲コンクールの入賞者披露演奏会です。
あんひろさんの「智恵子の手紙」は重唱・合唱部門の第2位を受賞されました。
表彰式のあと若干の休憩の後に披露演奏会がありました。
入賞された12名の方の曲が順に演奏されました。どれも力作ぞろいだったのと曲の傾向に偏りがなくバラエティーに富んだプログラムで、14時から17時までの演奏会でしたが最初から最後まで飽きずに楽しめました。
あんひろさん以外の曲では、一番手の藝大付属高校1年生(15歳)の少年のピアノ独奏曲「ザグレブの冬」が好きでした。ピアニストの江口玲(あきら)さんが自身のアレンジでガーシュインの曲を演奏されたCDを持っていますが、その演奏に雰囲気が似ているような気がしました。プロフィールを見たら師事している先生たちの中に江口玲さんの名前がありましたので、やっぱりと思いました。
それに、お名前の「伶」という字の第一義は楽師、奏楽者で、音楽を演奏する人を意味しています。(reizanより
二回りぐらい上の方から「伶人」という言葉を聞いたことがあります。これはまさに「音楽を演奏する人」のことです。)
御両親の、音楽家になってもらいたいという思いが伝わってきます。お名前の通り数年後、或いは十数年後には誰もが知る演奏家になっておられるかもしれません。期待大です。
あんひろさんの「智恵子の手紙」は相変わらず素晴らしかったです。
初演のときと同じCANTUS ANIMAEの皆さんが雨森文也先生の指揮で歌われました。初演の時は観客の度肝を抜くような演出でただただ圧倒されましたが、今回は余裕をもって隅々まで味わいながら聴くことができました。
あんひろさんがスピーチで、「この曲は途中で42声に分かれるところがあったりして再演はないだろうと思っていたのですが、再演の機会をいただけて嬉しかったです。」とコメントされていました。
確かに、この曲はどの合唱団でも歌えるというものではなさそうです。42の音が同時に歌われるところ(オクターブ違いも別の音とすればほぼ全員が自分だけの音を受け持つ)の一つをreizanが受け持たされたら、となりの人の音に引きずられるか、全く外れた音で歌ってしまうだろうと思います。
ほかにも曲の途中にグジャグジャな個所がいくつもあるのですが、それが単にでたらめに歌っているのではなく計算され、コントロールされたグジャグジャですから聴いていて本当に心地よかったです。
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