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椅子の木製脚の詰め方 [大工の勉強]

「脚を詰める」という言い方が正しいかどうか気になって調べてみたら辞書の3番目にありました。

1.容器などに物を入れていっぱいにする。
2.穴やすき間に物を入れて塞ぐ。
3.長さを短くする。

詰めるの意味は14までありましたが本題から逸れるのでここまでにしておきます。

さて、椅子の木製脚を詰める方法の話ですが、敢えてこの方法をアップするのは一筋縄ではいかないからです。

居酒屋の民芸調の椅子は脚が床面に垂直ですが、reizanが買った椅子の脚は四方に末広がりになっています。
これを大工さんの言葉で「四方転び」といいます。

角度がついていますから椅子の底面から等寸法で輪切りにしたのでは脚の底が斜めになってしまいます。
ここは脚の底面を平行移動しなければなりません。言うのは簡単ですが脚は前後に広がるだけでなく左右にも広がっていますからその角度は複雑です。

とは言っても、脚の底面から等寸法のところに印をつけてそれを線で結べば平行移動ができます。

最初に大工道具の「罫引」を使うことを思いつきました。罫引の定規板を脚の底面に当てて回転させながら罫引刃で引っ掻き傷をつけてやればカットする位置が示せると思ったのです。

でも、実際には定規板を脚の底面に当てて回転させるには底面の面積が小さすぎて上手くいきません。しっかり押し当てているつもりでも、気が付いたら一部が浮き上がっているということが頻繁に起きます。これではだめです。

ではどうすれば良いか。そのことに集中して考えました。(よく、アイデアがでないと言う方がいらっしゃいますが、問題点がわかっていれば考えるのはそれほど難しいことではありません。大抵の場合はそのうちに最適解を思いつくものです。)

そうやって考え抜いて思いついたのが「短冊」を使うことです。定規とカッターを使って牛乳パックから長方形の短冊を切り出します。(ハサミでは真っ直ぐに切ることが難しいため、できればカッターの方が良いです。)

短冊の端と端を合わせてステープラー(商品名ホッチキスなど)で留めます。

P_20171029_074047.jpg

椅子をテーブルの上など水平なところに置き、短冊の輪に脚を入れます。方向は、短冊を留めた方を脚の先端の方向に向けます。短冊を指でつまんでやれば、紙の縁が左右と後方に接しますのでこれに沿って線を引きます。

P_20171029_095143.jpg

残るは前面です。どう考えても紙の縁を脚に接触させることはできません。でも大丈夫です。切出しや包丁など面のあるものを紙に縁に寝かせてやれば簡単に写すことができます。

P_20171029_095246.jpg

線が引ければあとはその線の通りにカットするだけです。これで椅子の木製四方転び脚を詰めることができます。


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