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尺八を吹くときの唇 [尺八演奏]

reizanが尺八を吹くときの唇はこんな感じです。

1604200020.JPG

この時にできる唇の隙間は唇を開けて作っているのではありません。
初心者の人は吹こうという気持ちが見えみえの唇になりがちでなかなかこのようになりません。

実はコツがありまして、
  1. 息を吸って、唇を自然に閉じる。
  2. 唇はそのままで、お腹をすぼめ、息を口のなかにためる。
    (鼻から息を抜かないようにする。)
  3. さらにお腹をすぼめていくと、耐え切れなくなって唇に隙間ができて空気が漏れ出す。
  4. なるがままに任せていると隙間が広がりすぎるので、上下の唇を寄せて隙間が広がりすぎないようにする。
という様にして唇の隙間を作ります。
初心者の人は唇の隙間を作ろうとしますが、reizanの場合は唇の隙間が広がりすぎないようにすることに注力しています。

上下の唇を寄せるときには筋肉を使います。一方、尺八を吹くときには唇に力を入れて硬くなってはいけないと言われていますし、これは経験上真実だと思います。

なんだか矛盾するようですが、どうも使っている筋肉が違うみたいです。開く唇を閉じるようにしても唇は硬くなりません。
ただ、初心者の人は使い慣れていない筋肉ですから力加減をつかめないのか、別の筋肉を使っているのか閉じることが難しいようです。

reizanも初心者のころに随分苦労しまして、あるとき先生に「唇を閉じる筋肉はどうやって鍛えたら良いでしょうか。筋トレの方法を教えてください。」とお尋ねしたら、「たくさん吹くことです。」と教えてくださいました。

そのときは冗談のような回答だと思っていたのですが、自分ができるようになるとその通りだとわかりました。
尺八を吹くときに唇を閉じる感覚を持ちながら吹いていると筋肉が鍛えられて、自分が作りたい隙間の形が自由に作れるようになりました。

最近、有名な尺八奏者の方がテレビで演奏されたのでその録画を見たら、その方の唇はこんな感じでした。

P_20160416_171755.jpg

唇の隙間の感じは似てるし、もう一つのポイントである下顎を前に出して上下の唇の面位置を揃えるところも似ているのですが、音色は全く異なります。天才と凡夫の差でしょうか。

それと、reizanには二つのハンディがあります。それは最初の写真にも出ているのですがわかりやすくするために十字の線を入れてみましょう。

吹奏.jpg

一つは、唇の隙間が口の中央に出来ないということです。かなり右側にずれています。だから口の中央に尺八を当てるとかすれたような音になってしまいます。

もう一つは、唇の隙間が水平ではないということです。少し右上がりにねじれています。(こころ真っ直ぐでないからかもしれません。)
これに対して尺八を真っ直ぐに構えると歌口に対して斜めに息が当たるようになって、これも、かすれ音の原因になります。

幸いなことに尺八は中継ぎのところから二つに分かれますので、唇の隙間の歪んでいる角度分だけ上管をねじってやって、下管を真っ直ぐにもった時に歌口が唇の隙間に合うようにしています。

現在、尺八のかすれ音や風切音で悩んでおられる方、この点もチェックしてみられてはいかがでしょうか。



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