SSブログ
ブロングランキング参加中
ブログ村テーマ ライフスタイルブログ
ブログ村テーマ 和楽器の友集まれ!
ブログ村テーマ 旬の食材で作る料理&レシピ・食べ物

スポンサードリンク

 

二泊三日の北九州旅行(その一) [観光]

親戚からお年玉を貰うばかりだった若い人たちがその人の還暦祝いをすることになり、reizanはお年玉を貰っていないのに声がかかったので一緒に参加しました。

往復の足と宿泊は若い人に手配してもらったのですが、羽田―北九州空港往復のJALと朝食付きホテル2拍で3万円は格安です。

出発は羽田空港12時10分です。自宅から羽田まで距離があるのでこんな時刻です。

保安検査場を通る前にこんな案内がありました。reizanが乗る飛行機の場合は機内持ち込み手荷物の長辺が55センチメートル以内に制限されていました。

1501080001.JPG

reizanの荷物は愛用の赤いリュックだけですが、脇ポケットに、万一尺八を所望された時のために塩ビ管の1尺8寸管と1尺6寸管を入れていたのでヒヤッとしましたが、1尺8寸は約54センチメートルですから制限内です。

当日は天気で空港から富士山が良く見えていました。

1501080002.JPG

北九州空港に着いて小倉の街まで移動したら、もうホテルにチェックインできる時刻になっていました。良く知っている場所なので観光する必要もなく、早めにチェックインしてホテルで昼風呂に入りました。

ホテルは紫川に面していて、写真中央に見えるドーム状の建物は有名な建築家の磯崎新さん設計の市立中央図書館です。

1501080004.JPG
《画像クリックで拡大、←クリックで戻る》

上の写真の左遠方に見えているのは「皿倉山」といって標高622.2メートルあります。東京スカイツリーが634メートルですから山頂のテレビ塔部分を含めるとほぼ同じ高さです。
reizanはこの二つを比較して、一辺60メートルの三角形の上に皿倉山の高さのものが立っているスカイツリー凄さを実感しました。

1501080006.JPG
《中央が皿倉山》

風呂からあがったら部屋でゆったりして、定刻に間に合うように食事処に行きました。
指定された店は「魚マルシェ2号店」です。場所はスーパーホテル小倉駅南口の真ん前です。

魚マルシェ2号店_0002.jpg
《魚マルシェ2号店》

外観はお洒落で高級感があってちょっと入りにくそうですが、精算したらそれほどでもなかったです。今回はタイミングが合わなかったのですが、ランチがリーズナブルでお勧めだそうです。

大人8名、子供2名のグループだったので部屋に通されました。
料理はコースでなくアラカルトということで予約していたので、各人が食べたいものを注文することになりました。

reizanが座ったテーブルでは、まず飲み物と4~5人分の刺身盛り合わせを注文しました。大皿で出てくるかと思ったら舟盛りが出てきました。

foodpic5721246.jpg

写真で見るとありふれた舟盛りのようですが、北九州は白身の魚が多くてマグロが入ることは少ないです。すべての刺身が美味しくて隣に座った人は最初から最後まで感嘆の声をあげていました。交通費を掛けてでも食べたい味です。

reizanは年末年始にフグを食べていなかったのでフグ刺しもいただきました。

foodpic5721251.jpg

大勢に評判の良かったのが「和牛すき焼とりんごの生春巻」です。創作だと思いますが微妙な味加減が最高でした。

foodpic5721249.jpg

出てくるものすべてが美味しいので、あれが食べたいこれが食べたいと次々に注文していたら、こんなにたくさん食べて飲んでいました。

魚マルシェ2号店_0001.jpg
《画像クリックで拡大、←クリックで戻る》

これで41,651円は安いと思いました。東京だったら倍はいくと思います。
北九州は食べ物が美味しくて、しかも安い、住みやすい街です。


共通テーマ:趣味・カルチャー

二泊三日の北九州旅行(その二) [観光]

二泊三日の北九州旅行では美味しいものをたくさん食べました。一日目は親戚の還暦祝いで、「魚マルシェ2号店」で刺身や創作料理を美味しくいただきました。帰宅後、創作料理を再現した人もいました。

IMG_6711.jpg

IMG_4682.jpg

二日目と三日目の朝はホテルでブッフェスタイルの朝食をいただきました。辛子明太や手づくりプリンが美味しくて同行者の中には、明太のメーカーやプリンのレシピを訊いているいる人もいました。

二日目の昼は別の親戚と八幡西区の店で会食をしました。子供が多くてたいそう賑やかでした。

二日目の夕食はreizanのたっての希望で三萩野の「東洋軒」でラーメンを食べました。

1501100023.JPG

東洋軒のラーメンは地域的分類では久留米ラーメンになります。
福岡県では博多ラーメンが有名ですが、久留米ラーメンはスープが茶色く濁っています。これが病み付きになる旨さです。

reizanが勤務を始めてから最初の残業の時に先輩が夜食の出前を取ろうといって手配してくれたのが東洋軒のラーメンでした。
ラーメンどんぶりの上にラップのようなもの(まだ世の中にラップが存在していなかった頃の話です。)がかぶせてあって、縁に輪ゴムがかかっていました。(フィルムの端を丼の縁に沿って折り曲げ、そこに輪ゴムを掛けているのです。)

reizanがフィルムを剥がそうとしたら先輩が、ちょっと待ってと声をかけて要領を教えてくれました。

割り箸で丼の端の方の縁を押さえ割り箸に近い方から輪ゴムを外し、割り箸を押さえながらゆっくり移動させていくとフィルムと輪ゴムがきれいに取れます。
もし割り箸を使わずに外したらゴムの反動でそこらが汁だらけになってしまいます。

でも、reizanが転勤した後から有名店になったのと人手不足で出前しない店になったそうです。

相変わらずこってりした味でとても美味しかったです。東洋軒に同行した人の中に一人だけ前に食べたことがある人がいましたが、あとは初めての人ばかりでした。感想を聞いたら、今までに食べたどこのラーメンと違う味だと仰っていました。

三日目の昼食は旅行中最後の食事です。
ホテルは旦過市場の近くだったので、「鯖の糠味噌炊き」や「高菜炒め」を買ってから、

1501100012.JPG

foodpic5730451.jpg
《鯖の糠味噌炊き》

昨夕と同じ三萩野に向かい東洋軒の近くの「久兵衛」といううどん屋さんで昼食しました。

1501100028.JPG

reizanは「牛蒡天うどん」を食べました。

foodpic5730454.jpg

麺が、呼子のイカの刺身のように透明感があってマロニーのようですが、食べたらうどんでした。それもとびきりおいしいうどんでした。

foodpic5730456.jpg

もっともっと美味しいものがあるのですが、何しろ時間がなくて残念ながら今回はこれまでです。
もう一度訪ねても日程を増やさない限り同じものを食べるかもしれません。

今回のB級グルメ旅行で気がかりだったのは体重のことですが、帰って測ってみたら1㎏しか増えていませんでした。このぐらいはすぐに挽回できます。


共通テーマ:趣味・カルチャー

禍転じて [観光]

テレビで紹介されたネモフィラのお花畑が美しかったのでいつか「国営ひたち海浜公園」行きたいと思っていました。
reizan宅からはかなりの遠距離となりますので条件をいくつか設定しました。
  1. ネモフィラが咲いている期間内であること
  2. 雨ふりでないこと
  3. 予想最高気温が25℃未満であること
  4. 午前7時18分のバスに乗るための早起きができたこと
現役の方はゴールデンウイークか土日しか選択の余地がないと思いますが、reizanの場合そういう混みそうな日は外しますし、上の条件に欠けるときは翌日に回しても良いという気持ちでいますから気楽なものです。

そして、ゴールデンウイーク明けにすべての条件が整ったので行ってきました。

朝5時半に起きて準備を整え、7時18分のバスにも間に合いました。
駅のみどりの窓口に立ち寄り、ジパング倶楽部の会員証を提示して3割引きの切符を購入しました。
予定の電車にも余裕で間に合いました。

しかしこの電車一本では行けません。その先で4回乗り換えをしなければなりません。
最初の乗り換えも2回目もうまくいきました。

問題が起こったのは3回目の乗り換えです。
そのときreizanは、「差別の日本近現代史」という本を読んでいました。

差別近現代史.jpg

本を読みながらも停車駅を意識してしておりまして、あと二つ先だと気づいていたのですが、その時に読んでいた部分が面白くてつい読みふけってしまいました。そして気がついたら二つ先まで乗り過ごしていたのです。

下に路線の概念図を示していますが、十字に交差する駅(青丸)で乗り換えて右方向に行かないといけなかったのに真っ直ぐ通り過ぎてしまったのです。
実は右に三つ行ったところで最後の乗り換えをしてここから全車座席指定の特急に乗ることになっていたのですが、とても間に合いません。時間を過ぎてしまうと指定券が無効になってしいます。

乗り越し.png

駅員さんに相談したら、ここでは変更できないけど、青丸の駅には予定時刻の前までに着けるから、そこで列車の変更をしてもらいなさいとアドバイスをいただきました。

教えていただいた駅に着いて尋ねたらみどりの窓口で手続きできるとのことでした。早速そちらを訪ねて変更していただいたのですが、次の列車は1時間後でした。11時に最終の駅に着いてそれからバスで移動して目的地の園内のレストランで昼食という予定だったのですが目論見は崩れてしまいました。これが禍です。

乗り過ごしのせいで最終駅に着いたのは12時前になっていました。
もうこうなったら駅前で食事を済ませてから移動しようということになりまして、駅前の数少ない飲食店の前に出されている昼食のメニュー表を見くらべなら店選びをしました。どれも今一だったのですが、ふと、目を駅前ロータリーのむこうに向けたらビルの一階にのれんが下がっていました。

近くまで行ってみたらメニューの中に「サバの一夜干し御膳」というのがありました。

1505070017.JPG

鯖の一夜干しが美味しくないわけがないと思ってここに入ることにしました。テラスイン勝田というホテルと同じ建物の一階にある「米寿」(べいじゅ)さんです。

1505070018.JPG

米寿.jpg

これで1,050円(税別)は納得の価格です。主役の鯖の一夜干しは半身ですが30㎝ぐらいありました。

foodpic6067307.jpg

1505070007.JPG

鯖の頭のところに豚の生姜焼きが1枚ありますが、これは前の席に座った人がくれたものです。

どれも美味しかったですが、特に鯖の一夜干しは絶品でした。乗り過ごしたお蔭で美味しいものに出会えました。こういうのを「禍転じて福となす」というのでしょうか。

「米寿」さんの「サバの一夜干し御膳」は、ひたち海浜公園に行かれる方にはお薦めの逸品です。

ただ、公園は月曜休園で、米寿さんは日曜定休ですからそこらへんのところはよく調整して行かないとがっかりすることになりかねません。要注意です。

昼食後の話はまた別の機会に報告させていただきます。




共通テーマ:趣味・カルチャー

交通関係のことども [観光]

「国営 ひたち海浜公園」を訪ねた時に経験した交通関係の出来事を報告させていただきます。なかには口外を止められているものがありそれだけは抽象的な表現になりますのでご了承ください。

列車の乗り換え駅で乗り過ごしたことは報告済みですが、帰りも18時台の列車で帰るつもりだったのが17時に公園がしまるのでその前に公園を出たため、結局往復とも指定を変更してもらうことになりました。

往路は乗換駅のみどりの窓口で、帰路は勝田駅のみどりの窓口で手続きしたのですが、往路の変更の時は変更後の指定券を受け取るまで15分ぐらいかかりました。
2名の実習生の方が見ているところで係りの方が何度もパネルにタッチしてはやり直し、だんだんにイライラしている様子が伝わってきます。そのうちにreizanの後ろに2、3人の列ができ、こちらが申し訳ない気持ちになってきます。
最終的にはジパング倶楽部のクレジットカードまで出して、一旦返金したうえで再度購入する手続きをされました。

その経験がありましたから、帰りの時は指定券とクレジットカードを提出して変更をお願いしたら、カードは要りませんと返されてすぐに新しい指定券を取り出してくれて完了しました。この違いはなんだったのでしょう。
往路で立ち会っていた実習生の方には、ことの良し悪しは別にしても勉強になっただろうと思います。

もう一つが口止めされている件です。

「国営 ひたち海浜公園」のJR最寄駅は「勝田駅」でそこからは茨城交通のバスに乗ります。

公園に向かう直行バスのなかでお客さんが原因のちょっとしたトラブルがあったのですが、それをスマートに解決されたイケメン運転手さん(外国の方の問いかけにも流暢な英語で受け答えをされていました。)の処置がみごとでした。
運転手さんからそのことをツイートとかしないでくださいと頼まれたので詳しくは書けませんが車内のお客さん全員が暖かい空気に包まれたことだけは報告しておきたいと思います。

1505070058.JPG

帰りのバスも偶然同じ運転手さんだったのですが、公園の感想をお伝えしたら自分の家や庭を褒められたように喜んでくださいました。
このバスの運転手さんや、公園で働くシーサイドトレインの運転手さんの言葉の端々に、本当に海浜公園を愛し誇りに思っていることが伝わってきて感動しました。

交通関係の最後は、往復に乗った「特急ときわ」のことです。

全席指定で指定がないと乗れない不便な列車ですが、実はハイテクでした。

座席に着いて上を見たら緑色のランプが二つついています。他の座席の上にも二つずつついていますが赤色もあります。

1505070004.JPG

なんのランプだろうと思って前の座席を見たら説明が書かれていました。

1505070006.JPG

緑色は指定券発売済みであることを示すそうです。帰りに関しては乗車の10分前に指定変更をしていただいたので列車はすでに走行中のはずです。その列車にリアルタイムで情報が反映されているところが凄いと思いました。

reizanが座った席は、勝田駅に着く前までは黄色で勝田駅で緑色に変わったのだろうと思います。

赤色は予約が入っていない席です。指定券を持たずに乗った人は赤ランプのついている席に座れますと書かれています。
そういえば、乗ってすぐに車掌さんが横を通ったのですが検札がありませんでした。

考えてみれば、緑ランプがついていたらそこは指定券が発券されているわけですからそこに人が座っていても不思議ではありません。指定券を持っているかなんて訊く必要もないのです。車掌さんとしては赤ランプの席に座っている人に指定券を買ってもらえば済むわけですから簡単です。

以前に読んだ「いすみ鉄道 社長ブログ」のなかで航空会社と比較して、鉄道会社は指定券を買っている客でも疑ってかかるから検札をするということを指摘されていましたが(ここ)、指定席のある列車は「特急ときわ」のようなシステムを導入すれば、お客様を疑わなくて済むようになりそうです。

ここまでコンピュータの効果が反映されているということに驚きました。うっかりしていると世の中の進歩にとり残されそうです。

なかなか「ひたち海浜公園」のことが出てきませんが、次回は園内の報告をさせてもらいたいと思います。



共通テーマ:趣味・カルチャー

「国営 ひたち海浜公園」見聞録 [観光]

「国営 ひたち海浜公園」訪問の話も付録の話が終わっていよいよ本題に入ります。

1505070020.JPG
《西口・翼のゲート》

ここは旧陸軍の飛行関係の学校、飛行場があった場所で、戦後は米軍に接収されていましたが変換されてから公園として整備されています。管轄は国土交通省です。

所在地は茨城県ひたちなか市の海岸寄りで、広さは東京ディズニーランド5個分で現在までに開発が済んで使用されているのは約55%の191.9haです。近くのゴルフ場や陸上競技場と緑色の面積を比較するとその広さがわかりやすいと思います。

比較.png

それはreizanが住んでいる住宅団地(周回道路一周3㎞)の約2倍の面積になります。

ということは、ひたち海浜公園を一周するだけで1時間以上かかることになります。実際には、園内にはいろんなエリアがありますから徒歩だけでそれらを巡ることはよほどの健脚でないと困難です。

そこで、500円で一日乗降り自由の「シーサイドトレイン」を利用することになります。トレインと言いながら実体はトレーラーバスです。何台も走っているのでGWなどの繁忙期でなければ待たずに乗れます。

1505070036.JPG

今回は「ネモフィラ」の花畑鑑賞を目的に訪問しました。
テレビ番組で紹介されたのを見て行く気になり、ネットで事前情報を得てGW明けの曇りの日に出かけました。

ネモフィラとはこんな花です。

1505070030.JPG

可憐な花ですが公称450万本の花畑は圧巻です。想像していたよりも遥かに広い範囲に咲き誇っています。そのなかにいい具合に遊歩道が作られているので、花畑の中を歩く人たちの姿も絵になっています。

1505070031.JPG

1505070040.JPG

園内で売られているソフトクリームにはネモフィラ色のものもありました。でも、味までは再現してないと思います。(ネモフィラを食べたことがないので本当のところはわかりませんけど。)

1505070045.JPG

遮るものがないので夏は暑く、冬の風が強い日はつらいと思いますが、気候の良い時期に混み合う日を避けて行くのがお勧めです。入園料は、65歳以上のシルバーは210円ですから只みたいなものです。


共通テーマ:趣味・カルチャー

明治村に行ってきました [観光]

名古屋で開催された都山流尺八楽会本部主催の夏季講習会(2015年8月1日、2日)に参加した後、3日は愛知県犬山市の「博物館明治村」まで足を延ばしました。

明治村全景.jpg
《画像クリックで拡大、←クリックで戻る》

明治村に行くことになった切っ掛けは三つあります。

一番大きいのは、講習会だけなら一泊で済むところを二泊して3日目に完全フリーな時間ができたことです。

講習会参加を決めて宿をとろうと思ったら本部から紹介されているのがホテルが一泊7500円です。高いと思ってスーパーホテルを検索したらこちらも一泊7,500円でした。ところが料金プランを見ていたら「土日連泊プラン」一泊5,700円というのがありました。

二泊で11,400円ですから7,500円よりも3,900円支出は多くなるのですが、でも、よく知っている人に手配してもらったら10,300円(不正ではありません)になりました。実質は2,800円高です。

講習会終了後に慌てて帰ったらタクシー代でそのぐらいのお金が飛んでしまいます。それよりも連泊して次の日ゆっくり帰った方が得だと思ったのです。そうなると3日は早く帰っても勿体ないし、ついでにどこか観光しようかとなった次第です。

名古屋だと「名古屋城」、「熱田神宮」、「徳川美術館」、「名古屋ボストン美術館」、「リニア・鉄道館」、「ノリタケの森」、「トヨタテクノミュージアム産業技術記念館」などがあります。そして近隣まで広げると「国宝 犬山城」、「明治村」も楽々行動圏内です。

二つ目は、テレビ番組で「旧帝国ホテル」の中央玄関が明治村に保存展示されていることを知っていたからです。旧帝国ホテルといえばアメリカの名建築家フランク・ロイド・ライトの傑作です。近くまで来てこれを見ないわけにはいきません。

三つ目は、これもテレビ番組で西園寺公望(きんもち)公の別邸「坐漁荘」が明治村に移転保存されていることを最近知ったからです。西園寺公の名前と坐漁荘は、最近読んだ半藤一利さんの「昭和史 1929-1945」にも出ていましたから、坐漁荘の実物を見てみたいと思いました。

この時期の明治村の開村は午前10時ですからあまり早く着きすぎても待つのが大変ですから、08時50分発の名鉄急行で犬山まで行き、09時36分発の名鉄バスに乗り換え、09時56分明治村着という行程をとりました。

明治村の大人料金は1,700円ですが、シニア料金というのがあってreizanの場合は1,300円です。さらに、「明治村 乗物一日券」(大人1,200円)も買いました。

1508030109.JPG
《SLの方向転換》

1508030111.JPG
《京都市電》

だって村内の広さが東京ドーム21個分もあるのですから徒歩で回ろうと思ったら大変です。ましてや、当日は最高気温36~7℃にあるということですから無理をすると命にかかわります。だから、SLや京都市電やレトロバスを使って村内を巡ります。

明治村地図.jpg
《画像クリックで拡大、←クリックで戻る》

入村したら先ずはバスに乗って5丁目にある旧帝国ホテル中央玄関の建物に向かいました。正門からの乗車時間は約20分です。(要所要所でスピードを落として建物の解説をしてくれるのでこのぐらいかかります。)

1508030043.JPG

なんといっても帝国ホテルの意匠が素晴らしいです。写真をご覧ください。

1508030044.JPG

1508030045.JPG

1508030046.JPG

石の柱にも凝ったデザインが施されています。

1508030047.JPG

1508030069.JPG

1508030071.JPG

なかに入ることもできます。(ドレスコードはなかったので普段着で入れました。)

1508030072.JPG

1508030081.JPG

1508030078.JPG

1508030080.JPG

1508030048.JPG

1508030066.JPG

そして、テレビのお宝鑑定番組で1脚200万と鑑定されたライトデザインの椅子もありました。勿論、座ってみました。
座面の高さが40㎝ぐらい(最近のものは42㎝以上)ですから足の短いreizanでも楽に座れました。六角形の特徴的な背もたれも経ったあれだけの面積でしっかり上体を支えてくれます。相当な優れものです。

1508030049.JPG

1508030050.JPG

その後、SLや市電そしてバスを駆使してほとんどの建物を見て回りました。

なかでも印象が強かったのはやはり西園寺公望公の別邸「坐漁荘」でした。

1508030114.JPG

下の写真の突き当りが玄関になります。高貴な方とそれ以外では玄関が違ったそうですが、見学者は高貴な方用の玄関から入ることができます。

1508030116.JPG

西園寺公は竹が好きだったということで建物のいろんなところに竹や竹の意匠が設えられています。

1508030120.JPG

襖に貼られているのは杉の皮ですが、意匠は筍です。縁には竹が使われています。

1508030125.JPG

1508030123.JPG

1508030124.JPG

下の写真の天上は竹が並べてありますが、隙間ができないように節をずらして施行されているそうです。

1508030130.JPG

1508030126.JPG

1508030127.JPG

1508030138.JPG

竹の意匠で一番印象に残ったのは次の写真の欄間です。赤丸印の中にヒントがありますがお分かりになりますか。

1508030137.JPG

上下の板の間に隙間なく納められているのは、節を残したまま縦に割った竹です。丸で囲んだ部分が節になります。
機能的には何の意味もないのですが、大工の勉強をしたものにとっては大変美しく見えます。

結局、明治村には午前10時に入場して午後4時のバスに乗るまでおりましたので、滞在時間7時間です。その間、お茶は飲みましたが、暑さで食欲がわかず昼食抜きでした。お蔭で1㎏ほど痩せました。

今回の体験でわかったのは、明治村は気候の良いときに行った方が良いということです。建物のなか以外に日差しを遮るところはありませんし、ショップとレストラン以外は冷房がついているところがありません。気休め程度の扇風機が回っているだけです。

それともう一つ分かったのは、文化財保存の観点から「明治村」は国の施設だと思っていたのですが、完全に民間が運営する公益財団法人でした。そういえば都山流尺八楽会も公益財団法人でした。伝統邦楽の保存だからといって尺八団体が国立になったりしたらイヤです。明治村も同じ考えでしょうか。

明治村は、古い建物がたくさんあるのでいろんな映像のロケに使われているようです。(ここ
NHK朝ドラの「花子とアン」で花子が通った女学校として使われたという建物もありました。確かに既視感がありました。

遠くて行けない方はGoogleマップのストリートビュー機能を使うと村内の車が通る道だったらどこでも行けるみたいです。 その際入村料はかかりません。ただし建物のなかには入れません。

ストリートビュー.png
《ストリートビューの一画面》


共通テーマ:趣味・カルチャー

名古屋で迷子になった話 [観光]

8月の初めに名古屋に行ったときの話の番外編です。

「サンロード」という地下街を歩いているときに、恥ずかしながらどこにいるのかわからなくなって迷子になってしまいました。
最初から迷子になるつもりはありませんから、地下街に下りたらまず案内図を探して、行くべき方向を確認しました。
(現在地と線はreizanが書きこみです。)

1508030039.JPG

目的の店は案内図の上の方になりますから、柱の向こうに続く道を真っ直ぐに行けばよいと思って突き当りまで行ったのですが様子が違います。

そのあたりを歩き回って探したのですが目的の店がありません。突き当りから右斜め後ろに向かう道があるはずですがそれも有りません。初めての場所ですから訳が分からずパニック状態です。

そこで昔読んだ登山入門書の言葉を思い出しました。「迷ったときは迷う前の位置まで戻る」です。
最初の案内板の前まで戻ってじっくり見てみました。

そしてようやく迷った原因が分かりました。この案内図は上が前方ではなかったのです。上は北でした。

上が北.jpg

太陽も見えない地下でも地図は上が北という原則に則った名古屋の人の律義さには感心しますが、地理に不案内な人にとっては本当に訳の分からない案内図だと思いました。

では、柱の裏に続く道はどれかというと、現在地から右斜め上に続く道でした。

この道.jpg

なんだかトリックにひっかかったようで釈然としない体験でした。

新幹線側の地下街を出た地上でも道の反対側に置いた方が良さそうな案内図が有りました。あるべき場所とは反対側に設置されていますから目の前を横切る道路は左右反対向きです。案内図で目的地が右の方だったら実際には左の方に進まなければなりません。
案内図の上の方だったら後ろの方です。右上だったらどうでしょう。振り向いてから左右どちらに進めばよいでしょうか。

答えは右ですね。。案内図を上から見て180度回転させたと考えてみてください。上が進行方向になります。そして目的地は右上ですから進む方向は当然右前方になります。

ところが、前を横切る道路が左右反対向きというところでごまかされて、右上ということは実際には左上だと誤解して、振り向いて左前方に進んで目的地とは全く違うところに行ってしまうのです。

だから、道案内図というのは、見ている方向が必ず上になるように作らないといけないのですが、世の中にはそこまで気が回らない人が多いようで困ったものです。

地元でマイカーに便乗させていただいたときも似たような体験をしました。
初めての場所に行くときにreizanがナビ役を仰せつかったのですが、カーナビを見たら車が地図の右斜め上方向に向かっています。

1507060001.JPG

これだと場所によっては下向きのY字路が表示されてどちらに行くべきか判断しないといけない場面も想定されます。
Y字が下向きということは字のようになります。これの右の方に行かないといけない場合は、実際には目の前の道の左側にハンドルを切らなければなりません。
一人で運転しながらこのカーナビを使いのなすのは神業みたいなものだと思いました。

こんなカーナビは事故のもとになりそうですが、目的地を入れておけば上が進行方向になるのだそうです。
カーナビの仕組みはよく知りませんが、目的地を入れてなくても必ず地図の上が車の進行方向と合うようにした方が良いと思うのはreizanだけでしょうか。


共通テーマ:趣味・カルチャー

紅葉の京都旅行(1) [観光]

12月6日(日)から2泊3日で京都に行ってきました。目的は紅葉狩りです。

11月の京都は宿が高くてとても手が出ないので時期遅れのこの日にしました。ホテルを押さえたのは10月下旬でしたが、その時点では12月の様子が想像できませんから、もしかしたら紅葉がすっかり終わってしまっているかもしれないと思いながら賭けに出ました。

結果は大当たりで、暖冬のお蔭で紅葉の時期が遅れていて12月初旬でも大丈夫でしたし、三日間すべて天候がよく暖かくてダウンウェアも持っていったのですが昼間は長袖シャツの上に麻のジャケットという初秋のような格好ですみました。(まわりの人は皆、ダウンジャケットやウールコートを着ていましたが暑そうでした。)

今回の京都行きの記事は何回かに分けてアップしたいと思いますが、初回は過去の記事の訂正にさせていただきます。

といっても折角ですから紅葉も一葉だけアップしておきます。

1512080156.JPG
《永観堂禅林寺にて》

さて訂正記事ですが、今回京都に行ってみたら2年半前の2013年のときにあった店が無くなっていました。
栄枯盛衰諸行無常の世の中ですから不思議ではないのですが、お土産の「幽霊子育飴」を買おうと思ったのに目的の店がないのは悲しいものがありました。

1512090001.JPG

子育飴.jpg
《画像クリックで拡大、←クリックで戻る》

その店は清水道の交差点前の電器屋さんです。2013年の時はこんな様子でした。

清水道.jpg
《画像クリックで拡大、←クリックで戻る》

左端(杖のお爺さんの前方)に看板があります。この電気店で「幽霊子育飴」が買えたのですが、同じ場所が「レンタル着物店」に変わっていました。(看板もなくなっています。)

1512080145.JPG

reizanブログの「観光」のカテゴリーの中を見たら、迂闊にも2013年の記事をアップするときに店の電話番号を消し忘れた写真(ここ)がありましたので、そこに電話をして店への道順を教えてもらいました。

清水寺から松原通を下ってバス通りと交差するところが「清水道交差点」です。さらに交差点から真っ直300mほど下った右側に「みなとや幽霊子育飴本舗」さんがあります。

1512080147.JPG

みなとや.png
《画像クリックで拡大、←クリックで戻る》

店に向かう途中にある「六道珍皇寺」は小野篁(おののたかむら)があの世とこの世を行き来した通好みのお寺です。ここに立ち寄ってから店に向かわれるのも良いと思います。

1512080148.JPG
六道珍皇寺




共通テーマ:趣味・カルチャー

紅葉の京都旅行(2) 一日目 [観光]

京都旅行の一日目の報告です。

13時過ぎに京都駅に着きましたがホテルのチェックインが14時からだったので駅のコンコースにあるオープンカフェでチョコレートドリンクしてからホテルに向かいました。

1512060001.JPG

ホテルは、八条口を出て左にまっすぐ歩き、かわしろ商店の看板の前の交差点を右折したところにある「アルモントホテル京都」(法華倶楽部系列)です。翌朝の朝食の時に分かったのですがこのホテルは女性宿泊者の比率が高く8~9割が女性でした。

1512060002.JPG

荷物を置いて、陽のあるうちに東福寺、そして永観堂禅林寺のライトアップ見学というスケジュールを考えていたのですが、フロントの方から勧められて清水寺方面に向かい、取りあえず清水寺の前まで行って、高台寺(ねねの寺)のライトアップに回ることにしました。

1512080094.JPG
《五条坂の上り口に貼られていたポスター》

1512060014.JPG
《清水寺の出口に向かう人々》

清水寺のライトアップを待つには半端な時刻だったので産寧坂を通って高台寺に向かいました。
途中、イノダコーヒー清水店と西利清水産寧坂店の間を入っていくとこんな素敵な風景がありました。

1512060022.JPG

高台寺に着いたのは16時45分ぐらいでした。

1512060024.JPG
《高台寺の前から見た八坂の塔》

拝観料を払ってすぐに入れましたが、帰りのころにはすごい行列ができていて入場するのに相当待たされている様子でした。

1512060025.JPG
《高台寺拝観受付付近》

係りの人が17時に点灯すると教えてくれたので中に入った人はその場にとどまってどうなることかと待っていましたが、17時に1か所のライトが点きました。

1512060026.JPG

それから人の列が流れ出しました。その流れについていくと方丈にあがって前庭から勅使門に向かって投影されるプロジェクションマッピングを見せられました。なんの感動もなくどうでもよいという感じでした。

ライトアップは一度見ておけば十分で昼間の自然な美しさにはかなわないと思いました。下の写真も紅葉が美しいのではなくてライトが美しいだけに思えました。

1512060030.JPG

ただ一か所だけ息をのむほど美しい景色がありました。

1512060031.JPG

目の前に深い谷があってその紅葉が見えていると思ったのですが、写真の上から6分の1(黒いラインから上)が実景で残りの6分の5は池に映っている虚像でした。これだけは印象に残りました。

周りはすっかり暗くなりましたので京都駅の方に戻って夕食です。
京都タワー側の地下街を覗きましたが食べたいものがなかったので八条口の方に移動して近鉄名店街「みやこみち」で探すことにしました。2軒ほど満席で断られて3軒目に目を付けたのがこの店です。

1512060038.JPG

「京とんちん亭」という鉄板焼きとお好み焼きの店です。

1512060035.JPG

メニューも豊富でした。

1512060039.JPG
《サンプルの一部》

大きな鉄板が2枚あってそれぞれに男性が1名ずつついています。1枚の鉄板はお好み焼き専用で、もう1枚の方がお好み焼き以外です。

お好み焼き以外を担当する男性の手際が良くて見とれてしまいました。2丁のコテを上手に操って鉄板焼き以外のものも作っていきます。本当に見事でした。

なかでも特に熱心に観察したのが「だし巻き玉子」です。
卵3個を割ってだし汁を加え、しばらく置いてから、鉄板の上に帯状に注いでいきます。
寸法は15㎝×50㎝ぐらいです。薄く伸ばしたような厚さです。

焼ける前にコテを使って幅を揃え、あとは2丁のコテを使って、左手のコテは折り曲げる位置に置き、右手のコテで返しすと同時に左のコテヲ抜き次の折り曲げ位置に当て右手のコテで返すというのすごい速さで繰り返してあっという間にだし巻き玉子が完成しました。

自宅ではそっくり同じに真似することはできませんが、チャレンジしてみたいと思います。


共通テーマ:趣味・カルチャー

紅葉の京都旅行(4) 二日目 [観光]

京都紅葉狩りのメインの日です。
この日は嵐山方面を散策することにしました。

が、その前にホテルの朝食で腹ごしらえです。バイキング形式で一人1,800円です。ビジネスホテルで無料の朝食しか食べたことのない身としては高いと思ったのですが、内容は価格に見合って充実していました。(公式サイト
reizanは写真の料理をチョイスしました。

foodpic6635820.jpg

京都駅まで出て市バスの一日券(500円)を買って嵐山行きのバスに乗りました。
行列に並んでいたのですが、隣のバス停にも嵐山行きが来ていたのでそれに飛び乗ったのが大失敗でした。乗っている人は皆、嵐山またはその先の鈴虫寺を目指しているので誰も途中で降りません。
そのバスの中で不思議に思ったのが次の広告です。

1512070051.JPG

「転倒し骨折される方が増えています!!」て本当かな?と思ったのです。増えていますということは、ある時点を基準にしてそれよりも多くなっているということです。
「動いているときは席を立たないで、バスが止まってから席を立って」というのはもう随分前からアナウンスされています。またほとんどの人がそれに従っているように思います。 
この警句は本当に事実に基づいているのでしょうか。吊革にぶら下がりながらそんなことを考えていました。

結局、京都駅前から嵐山までの約50分間立ちっぱなしでした。それでも無事嵐山に着くことができました。

1512070052.JPG

最初に訪れたのは「宝厳院(大本山天龍寺塔頭)」です。宝厳院の拝観は期間限定になっておりかろうじてその期間内に訪ねることができました。

1512070068.JPG

uJ7_xfR7SqlVDrI1450007044_1450007123.png

敷地内に入る前からこの紅葉ですから期待が持てます。

苔と紅葉のコントラストがみごとな場所がありました。

1512070062.JPG

獅子吠えの庭の獅子岩は見る角度によって本当にライオンのように見えました。

1512070067.JPG

次に訪れたのは「祇王寺」です。祇王の話は平家物語にあって、坂田美子さんの琵琶語りでこの物語を聞いたことがあります。

1512070072.JPG

祇王とその妹と母親の墓がひっそりと建っているのも物語を思い出させて哀れを誘います。

1512070075.JPG

この場所にはこういう紅葉が似合っているように思いました。

1512070074.JPG

最後に訪ねたのは「宝筺院(ほうきょういん)」です。こじんまりした敷地の中にあふれるばかりの紅葉で中国(或いは台湾)の女性が門をくぐって紅葉が見えたとたんに歓声を上げていました。三日間のうちで観光客が歓声を上げたのはここだけでした。
それほど良いところなのに徒歩で立ち寄る観光客はほかに比べると極僅かでした。人力車の車夫さんとお客さんの姿を何組か見ましたが、多分ここは車夫さんの秘蔵のスポットではないかと思いました。

1512070081.JPG
《宝筺院の庭》

ある車夫さんが門の屋根瓦を指して説明をされていました。瓦に菊と川の流れがデザインされていて、菊があるので高貴さが覗えるというような話でしたが、reizanはこれを見てピンときました。

1512070089.JPG

11月の三曲演奏会で尺八助演させてもらった「菊水」という曲と関係があるのではないかと思ったのです。「菊水」は楠木正成(まさしげ)をうたった曲でした。

門の脇を見たらやっぱりでした。

15120700901.JPG

「小南公菩提寺宝筺院」と書かれています。楠木正成は大南公と言われていましたから、小南公はその所縁の方だろうと思ったら嫡男の楠木正行(まさつら)でした。

帰りのバスも満席で京都駅まで立ちっぱなしで帰りました。
外食する元気もなかったので京都駅の伊勢丹で弁当を買ってコンビニで瓶ビールを買ってホテルの部屋で飲食しました。

この時買った瓶ビールは330ml入りで「GRAND KIRIN」という名前でしたが、久しぶりに美味しいビールを飲んだ気がしました。

共通テーマ:趣味・カルチャー

紅葉の京都旅行(5) 三日目(最終日) [観光]

京都旅行も三日目を迎えて、あっという間に最終日となりました。

まずは腹ごしらえが必要です。今回はホテルのバイキングのうちで洋風のメニューをチョイスしてみました。

foodpic6635823.jpg

見た目は地味ですがそれぞれが美味しくて満足しました。

帰りは午後の早い新幹線に乗らないといけませんので行動は午前中に限定されます。
今回の京都旅行でぜひ立ち寄りたいと思ったのは「清閑寺」です。ここは昨年(2014年)の文化の日の三曲演奏会で演奏した「小督の曲」の小督に所縁のお寺です。

「小督の曲」は次のような内容ですが、後日談がありまして、仲国の笛の音に呼応して都に連れ戻されますが、そこでめでたしめでたしとはならず「清閑寺」に尼として幽閉されてしまいそこで亡くなります。

小督の曲解説.png
《画像クリックで拡大、←クリックで戻る》

その清閑寺を目指そうと思ったのです。

地図で見ると五条坂の交差点で清水寺に向かう五条坂の方には行かずに、その右側の国道1号線沿いに歩きます。

1512080093.JPG
《上向きが五条坂、右向きが1号線沿い》

この側道を歩きます。

1512080095.JPG

地図上では15分から20分ぐらいの距離ですが、歩きはじめてすぐに本当に行き着くかしらと不安になってきます。

1512080096.JPG
 
自転車を押している人に追いつき追い越しました。自転車に乗る気が失せるぐらいの傾斜です。

1512080097.JPG

さらに道は細くなります。

1512080100.JPG

ここまで来たら不安は最高潮ですが、細い道を少し行ったところで目的の場所近くに来たことが分かりました。
それは高倉天皇陵の文字が見えたからです。清閑寺は小督を寵愛した高倉天皇の陵の隣にあります。

1512080101.JPG

自動車の前に見えている急な階段を上がったらまた案内が出ていました。

1512080102.JPG

ここからさらに少し上がると辺りがパッと開けました。

1512080104.JPG

階段を上がった正面が高倉天皇陵の入り口(立入禁止)で、そこから右に階段を上っていくと清閑寺がありました。

1512080108.JPG

1512080107.JPG

階段を上りきったところに門がありまして掲示がありました。

1512080111.JPG

拝観料は一名100円を賽銭箱に入れてくださいと書かれています。どうやら無住寺のようです。

小督のその後については高札にわかりやすく書かれていました。

1512080113.JPG
《画像クリックで拡大、←クリックで戻る》

小督のお墓に詣でようと思ったのですがお墓は見えるところには無くて、供養塔が建っていました。

1512080125.JPG

清閑寺は訪れる人が少ないの(この時はreizanだけ)ですが、隠れ紅葉の名所です。

1512080120.JPG

ここに居るとき別行動している家人から、南禅寺の近くの永観堂禅林寺が紅葉も寺内も見事だから時間が有ったら見るようにと電話がありました。
残りの時間を見たら大丈夫そうです。しかし今来た道を戻るのも面白くないし清水寺に通じているはずだからそちらに行くことに賭けてみました。

先ほど来るときに見た高倉天皇陵の標識の脇に清水寺への案内標識があったのを覚えていたからです。

15120801021.JPG

歩きはじめたらすぐに親切な方が出してくれている案内が目に入りました。駆足2分だそうです。そう遠くないことがわかって気が楽になりました。

1512080131.JPG

最初はこんな道です。

1512080132.JPG

そのうち砂利道に変わりました。

1512080133.JPG

ちょっと不安になるところですが、このカーブを曲がったら鉄柵が見えてきます。そこが清水寺です。

1512080134.JPG

ここは拝観料なしで入れます。入ったところは清水の舞台から正面に見えている子安の塔の近くです。

1512080135.JPG

ここに立つと本堂と舞台が絵葉書のように見えます。

1512080136.JPG

下の写真の手前が奥の院に続く道で、ここで右に折れて音羽の滝の方に下っていくのが順路になります。だから清閑寺方面から只で入った人は本堂の方に逆行することはできません。

ここから清水道に下りて次は永観堂に向かいました。直通のバスがないので途中で乗り換えて向かいました。何回乗り換えても500円なのでほぼ午前中しか行動しないとわかっていても一日券を買っています。

永観堂禅林寺は京都の紅葉ランキングでは常にトップクラスの評価を受けていますが、実際に見てみるとその通りだと思いました。

1512080154.JPG

1512080166.JPG

午後3時前に京都駅を出るはずでしたが1時間早く乗車でき午後6時半には帰宅できました。
頭の中では紅葉が渦巻いています。


共通テーマ:趣味・カルチャー

北九州にも「ねじりまんぽ」がありました [観光]

NHKで放送されているタモリさんの「ブラタモリ」という番組を観ていたら、京都の「ねじりまんぽ」が紹介されていました。

聞いたことのない言葉です。紹介されていたのは京都の地下鉄東西線蹴上駅からすぐのところにあるトンネルでした。
「ねじりまんぽ」とは鉄道線路の下に造られたトンネルのことで「まんぽ」がトンネルの意味です。

「ねじり」というのはねじれているということです。何がねじれているかというと、トンネルのアーチ部分を構成しているレンガが水平に積み上げられるのでなく斜めの角度を持ちながら積み上げられているのです。これによって重い車両の荷重に耐えられるのだそうです。

京都には何度も行っていますが初めて知りました。今度行ったときには現地確認をしたいと思います。取りあえずはこのサイト写真を眺めながらイメージを膨らませることにします。

「ねじりまんぽ」は京都だけでなく全国29か所ぐらいにあるそうですが、なんとreizanの出身地の北九州にも現存しているものがありました。
今は廃線となった西鉄電車北九州線旧折尾駅です。そこは高架になっていてアーチ橋で支えられていますが、そのアーチの部分が「ねじりまんぽ」になっていることをこのサイトで知りました。3連アーチ(元は6連アーチ)になっていて結構珍しいものだそうです。

世の中にはreizanの知らないことがまだまだありそうで、生涯学んでいく種が尽きそうにありません。

共通テーマ:趣味・カルチャー

到津(いとうづ)の森公園 [観光]

reizanが生まれてから中年になるまでを過ごした北九州市には西鉄が経営する「到津遊園」という動物園兼遊園地がありました。
過去形で言うのは年間3億円の赤字を抱えて閉園になってしまったからです。reizanは転勤で県外に出たので閉園になったことは知りませんでした。(今は「到津の森公園」として再開されています。)

井の頭公園の象のはな子さんが69歳で亡くなって話題になりましたが、昔、到津遊園にはタイ子という象がいました。
亡くなったのは井の頭よりずっとまえです。到津のタイ子さんには特技がありました。

それはミカンの皮を剥いて食べる芸当です。
本当はいけないことかもしれませんが、来場者がミカンを投げ入れると鼻の先を器用に使って皮を剥いていました。
投げ方が良いと鼻の先でキャッチしてそのまま皮を剥いて皮だけを落としてミカンを口に運びます。それは見事なものでした。

そういうことはどこの象でもやるのもと思っていましたが、実際はタイ子さんだけの特技だったようです。
団塊の世代は損なことばかりが多い人生ですが、そんな場面に立ち合えたことは生まれた時期が良かったのだと思うことにしています。

共通テーマ:趣味・カルチャー

京都旅行(その1) [観光]

3泊4日の京都旅行をしましたので4日間にわたって報告記事をアップさせていただきます。

reizanは貧しいはずなのに半年に1回ぐらいのペースで京都に行っています。
それはジパング倶楽部で交通費が3割引きになることと(「のぞみ」は使いません。)、京都市内ではバスの一日券が500円で乗り放題になること、それにシーズン外に2人で泊まることで宿泊費を節約していますので何とかなっています。

1日目は午後2時ぐらいに京都に入りました。ホテルのチェックイン時刻の14時に合わせての到着です。
今回お世話になったのは、法華倶楽部の系列のアルモントホテル京都です。大浴場があるのとバイキング式の朝食が美味しいので好きです。(1,800円の朝食代込みで、2人で3泊3食39,000ほどでした。1人1泊当たり6,500円ですから普通のビジネスホテル並みです。それに豪華朝食が付いているのですからかなりお得です。)

1606140001.JPG

場所は河原町八条交差点の近くです。正確には東九条西岩本町だそうです。

京都駅.png
《画像クリックで拡大、←クリックで戻る》

京都には何度も来ていますので、もう、初日からガツガツ見て回ることはしなくなっています。
夕方まで部屋でくつろぎながら翌日以降の行動計画を立て、夕方に京都駅まで出かけて、「みやこみち」の「
京とんちん亭」で夕食を摂りました。

鉄板焼きとお好み焼きの店です。L字形のカウンターの底辺側に座って、横から店員さんの作業の様子を見ながら焼き方の勉強をさせてもらいました。今回が2度目の訪問ですがいつ見ても手際が良くて感心します。単価はreizanにとってはちょっと高めです。

その後、ホテルに帰って大浴場で入浴しました。アルモントホテル京都は女性に人気のホテルみたいで女子浴場は大勢の人が入っていることが多いそうですが、男子浴場は自分一人の時があったり、多くてもせいぜい4~5人ぐらいのものですから快適です。

部屋に戻って備え付けのテーブルセットの椅子でくつろいでいたら、テーブルの形がユニークなことに気づいたので写真を撮りました。


P_20160614_153059.jpg

下に行くほど脚がすぼんでいます。足元が広くなるので良いと思いました。逆四方転びとでもいうのでしょうか。

自分でも作ってみたくなったときのために底面の方からも撮っておきました。

P_20160614_153152.jpg

ただ一つ残念なのは、スーパーホテルと違って枕は選べず、備え付けの分厚い枕しかなかったのでバスタオルで自分に合った枕を作って寝ました。



共通テーマ:趣味・カルチャー

京都旅行(その2) [観光]

京都旅行2日目の報告です。

この日は、関西在住の人と一緒にランチを摂ることになっています。

ちょうど15日だったので、ちょっと早めの朝8時に京都駅で落ち合って、市バス一日券を買い、知恩寺(知恩院ではありません。)の「手づくり市」 に行きました。相変わらずの賑いです。

1606150008.JPG

まだ朝が早いため客足はまばらですが、昼ごろになると身動きできないぐらい混雑します。
reizanは頭巾を買いました。料理教室で使う三角巾の代わりにします。

1606150009.JPG

1606150030.JPG
《reizanが買ったのはこれ》

1606150032.JPG

この後はランチです。11時に知恩寺を出て市バスに乗って予約していた店に向かいます。

reizan以外の人たちは一度行ったことがあって、安くて美味しかったのでもう一度行こうということになったようです。

前とは違うバス停で降りたため道がわからなかったようですが、スマホのGoogleマップを使って目的地と自分の位置を確認したら難なく辿り着くことができました。(前回の京都旅行までは新書版の詳しい地図を持ち歩いていたのですが、スマホを持つようになったらそんなものは要らなくなりました。)

1606150012.JPG

 

京都祇園の「貴久政」です。(店の雰囲気はこのレビューのとおりです。)
場所は祇園だし、狭い入り口は初めての人を寄せ付けない雰囲気です。なかに入るとカウンター席のみで、和紙に書かれたメニューには値段がありません。自分一人だけで来ていたら緊張しまくっただろうと思います、というか店に入らなかっただろうと思います。

でも、同行した人がすべて取り仕切ってくれていたので安心でしたし、お店の方も気楽に話しかけてくださってリラックスして美味しい料理をいただくことができました。
途中で、今から行きたいという客さんの電話がかかってきましたが、予約で満杯のため断られていました。この店は予約しておいた方が良いようです。

食事が終わって店を出たら、関西在住の人が「今から味噌を買いに行こう。」と言いだされました。
確かに食事の時に出た白味噌の味噌汁がとても美味しかったです。その味噌が「山利」という店のものだという情報をぐるナビのレビューで仕入れていて住所も調べていたようです。

貴久政から10分ぐらいのところだからということで暑い中を歩いていきました。

そしたら途中でカメラを持った人だかりに出くわしました。
ある家の玄関を取り囲むように扇形の人だかりができています。迷惑だなと思いながら人ごみを抜けたところで玄関が開き、皆が一斉にシャッターを押し始めました。

誰が居るのだろうと思って見たら黒紋付きの芸妓さんでした。どうも芸妓さんデビューの日だったようで、そこから挨拶回りに出かけるところだったようです。

芸妓さんの移動とともにカメラの団体も居なくなったので、そのお宅を見たらこんなのが貼りだされていました。

1606150019.JPG

 「君ひろ」さんという芸妓さんのデビューだったようです。

さて、我々は味噌屋さんに行くのでしたので、カメラの人たちの動きは無視して先に進みました。

スマホの地図を見てこの辺りだというところまで来たのですが店が見当たりません。
reizanが持っている味噌屋さんのイメージは大きな板を扁額のように取り付けて、そこには黒色や金色で店名や味噌の文字が大きく書かれているというものです。
だからそういうのを探したのですが、それらしいものは全く見当たりません。

そうこうしているときに、ある家から人が出てきて引き戸が半開きになりました。

1606150016.JPG

そこでようやく店を見つけることができました。人が出てきたところが目当ての店でした。二重玄関になっていて内玄関の方に看板がありました。これだと表玄関が閉まっていたら絶対にわかりません。

1606150018.JPG

玄関の左肩に表札があるのですが、これは店名ではなく個人の姓が表示されていますから、知らなければ玄関を開ける気にはなりません。
普通の客商売だったら不思議なことですが、この店のお得意さんは京都や東京の料亭ですから看板を目立たす必要はないわけです。

でも個人の客を拒んでいるわけではなく、店に入ったら味噌の使い方や保存方法など親切に教えてくださって感じが良かったです。

味噌を買ったら今度は、伊右衛門カフェ(本当は「伊右衛門サロン」)に行こうということになりまして逆戻りです。
来た時とは違う通りを歩いたら高瀬川に出くわして、川沿いの通りを上りました。
高瀬川といえば森鴎外の「高瀬舟」の舞台ですから、初めて巡り合えてうれしかったです。

「伊右衛門サロン」までは15分ぐらいとのことで歩き始めましたが兎に角暑い。でも歩かなければ行き着かないと黙々と歩いていたら、パン屋さんの看板が目に入りました。京都はわが国有数のパン屋さんの多い町です。
表の看板に反して玄関のシンプルさが好ましくて入ってみることにしました。

玄関は引き戸ですが、古びた感じのなかで取っ手にはこんなお洒落をしていて、さすが京都と思いました。

1606150020.JPG

「伊右衛門サロン」はビルの1階にあって、スイーツや飲み物がオーダーできます。スイーツはとても美味しかったです。スちょっと高めの高級な感じが受けているようです。
メニューを見たら「抹茶ビール」というのがあったので興味本位で昼間から酔っ払いしてしまいました。

1606150026.JPG

口に含んだ時はビールですが、飲みこむと口のなかに抹茶の味が残ります。ただそれだけのことで一度経験すれば十分だと思いました。

その後は京都駅で関西の人と別れてホテルに帰りました。

八条口側のコンコースを歩いていたら、新しい商店街ができていました。「京都おもてなし小路」というようです。

1606150029.JPG
《画像クリックで拡大、←クリックで戻る》

星乃珈琲店やイノダコーヒもありますし、かまどご飯の店も美味しそうです。

今度来るときはホテルの朝食はなしにして、朝外食をしても良いかと思います。


共通テーマ:趣味・カルチャー

京都旅行(その3) [観光]

京都旅行の3日目は旅行に出かける前から雨だとわかっていたので、室内で過ごせる時間が長いところに、と思って京都国立博物館に行くことに決めていました。ここは初めての訪問です。

京都国立博物館といえば目玉は「宝誌和尚像」です。福岡市博物館の「漢委奴国王印」(いわゆる金印)に勝るとも劣らないお宝です。そのインパクトは尋常ではありません。

博物館に入って、案内の方に、「顔面が脱皮している仏像は展示されていますか。」とお尋ねしたら、「そちらにあります。でも脱皮しているわけではないんですけど。」と訂正されてしまいました。

すぐにその場所に着きましたが、最初は、reizanの老眼のせいか、或いは乱視のせいかと思ってしまいました。そのぐらいピントが合っていない感じでした。

宝誌_0001.jpg
《絵葉書より》

この写真を見て自分の目がおかしくなったのではないかと心配されている方。大丈夫ですよ。
あなたの目のせいではありません。像の方に原因があります。でもピンボケ写真ではありません。

和尚様の像ですから仏像ではないのですが、宝誌和尚という方は中国の高僧で大変な聖者でした。
時の帝が、かの聖者の肖像を残すべしと3人の絵師に描かせたところ、宝誌和尚は「しばらく待て、我が真影がある」と言って、顔に手を当て皮を引き裂いたところに金色に輝く菩薩の顔が現れたという伝説に基づく像です。

顔のアップはこんな感じです。絵師の一人には十一面観音に見え、もう一人には聖観音に見えたそうです。

宝誌_0002.jpg
《絵葉書より》

この「宝誌和尚」の話は、NHK第二の「古典講読」で勉強している宇治拾遺物語巻9の2(107話)「宝誌和尚影の事」の時に出てきますから今から楽しみです。

http://www.koten.net/uji/gen/107.html 宇治拾遺物語 宝誌和尚影の事 原文

http://www.koten.net/uji/yaku/107.html 宇治拾遺物語 宝誌和尚影の事 現代語訳

外はまだ雨が降り続いていたので、博物館内のレストランで食事をしました。大半の席は外国人のグループが占めているので異国に来たような感じです。
博物館や美術館のなかのレストランでの食事は、その前に良いものを観て心が満たされていて、さらにお腹も満たされて最高の気分になれます。

午後の予定は決めてなかったのですが、同行者が前日に京都のローカルニュースを見てくれていて、建仁寺の「両足院」で半夏生(はんげしょう)の特別拝観が出来ることを教えてくれました。
半夏生といえば、節分や八十八夜のような季節を表わす言葉(2016年は7月1日が該当)ですが、ここのは植物の名前です。
建物のなかから庭を拝見するという趣向のようですから雨の中では助かります。

スマホで場所を確認して市バスに乗りました。そして普段は降りたことのない「東山安井」で降りました。あとは鴨川方向に向かって歩いていくだけです。と思ったらなんと、その道の両側はラブホテルのオンパレードではないですか。同行者からは相当顰蹙を買いましたが、雨の中を戻って遠回りするのも大変なのでそのまま通り抜けました。

やがて、「建仁寺塔頭 両足院」の案内標識が見えてきたのでそれに従って進みました。受付を済ませたら本堂から書院に回って半夏生の見学です。

半夏生とはこんなものです。

1606160047.JPG

白い穂のようなものが花で、上から3枚の葉っぱだけが白くなります。白い葉っぱも一部に緑色が残っていたりするので、半化粧の字が当てられることもあるそうです。
花が枯れてしまうと白い葉は元の緑色に戻ります。

本堂から書院にかけて鶴の形を模した池が作られています。その池を取り囲むように半夏生が白く輝いています。
今しか見られない風景に大満足でした。

1606160051.JPG

1606160045.JPG

3日目はずっと雨だったので、この後、錦市場の様子を見学してホテルに戻りました。


共通テーマ:趣味・カルチャー

京都旅行(その4=了) [観光]

京都旅行の4日目はホテルをチェックアウトして帰る日です。雨はすっかり上がっていました。午後の新幹線で帰ります。

その前に黄檗の「たま木亭」でパンを買いたかったので、6時半から始まる朝食会場に開店早々に乗り込み早目の朝食を食べてチェックアウトしました。

黄檗は京都駅からJR奈良線を使います。パンを買ったあとは宇治駅まで足を延ばして三室戸寺(みむろとじ)に1万株のアジサイを見に行き、その後、京都駅に戻って時間があれば地下鉄東西線蹴上駅のすぐ前にある「ねじりまんぽ」を見に行くことにしました。(「ねじりまんぽ」NHK総合の「ブラタモリ」情報です。)

京都駅のコインロッカーに荷物を預けて身軽な格好で行動します。(暑くなりそうなのにジャケットを入れるのを忘れてロッカーの鍵を閉めたのは失敗でした。ロッカーに戻るまでずっと手に持って歩くことになりました。)
JR奈良線に乗って黄檗に向かっていたら、これも「ブラタモリ」で紹介された伏見の風景が見えてきます。途中下車したかったのですが時間が限られているので今回は諦めました。

「たま木亭」は元の場所から移転したのですが、移転後初めての訪問です。前の時は入店したら左側の棚でパンを選び、奥まで行ったらヘアピンターンをしてレジを済ませるという動きをしないければなりませんでした。
とにかく店内が狭くて8人も入れば身動きできないぐらいでした。

今度は広い建物に移転したと聞いていましたが、どのくらいのものか楽しみにしていました。

1606170055.JPG

右奥の庇のところが出入り口ですが、建物は相当大きくなっていました。場所は京都大学宇治キャンパスの筋向いになります。

美味しそうなパンがたくさんあったのですが、日持ちのことを考えてすべてハード系にしました。

P_20160618_073535.jpg
《レジ袋のイラスト》

P_20160618_072455.jpg
《左:胡桃とレーズン、右:無花果と胡桃とレーズン》

P_20160618_073230.jpg
《バゲット》

無花果の入ったパンは左のと同じぐらいの大きさですが重さは倍あります。値段も約倍でした。
切断面はこんな感じです。

P_20160620_070245.jpg
《胡桃とレーズン》

胡桃とレーズンのパンの中央にはカステラが入っていました。ハードパンだけの味・食感ではなくユニークで美味しかったです。

P_20160621_070517.jpg
《無花果と胡桃とレーズン》

P_20160621_074359.jpg
《バゲット》

パンを買った後は黄檗駅から宇治駅まで移動です。一駅3,4分で着きます。

三室戸寺との間を往復するシャトルバスの始発まで25分もありましたが、ベンチが空いていたのでそこに座って待ちました。
結果、その行動は正解でバスが着くころには長蛇の列ができていて、自分たちは座れましたがバスの中は超満員で立っている人は大変そうでした。

このバスは途中京阪宇治駅にも寄っていくのですがそこにも長蛇の列ができていて、どうするのかと思ったらバスは満員通過してしまいました。次のバスは30分後です。それにも乗れるかどうか保証がありません。JR宇治駅前から乗ったのは本当に正解でした。

アジサイの様子はこんな感じでした。

1606170063.JPG

1606170057.JPG

1606170061.JPG

1606170062.JPG

1606170077.JPG

1606170078.JPG

1606170084.JPG

1606170089.JPG

1606170090.JPG

長い階段を登ったところにある本堂の前には鉢植えの蓮の花もありました。

1606170065.JPG

1606170066.JPG

三室戸寺を出るときに時計を見たら、「ねじりまんぽ」を見に行っても帰りの新幹線に十分余裕を持って間に合いそうです。
それと、京都から黄檗に向かうJR奈良線の車内アナウンスで知ったのですが、途中の六地蔵駅で地下鉄東西線に乗り換えができます。六地蔵駅で乗り換えるとあとは乗り換えなしで蹴上駅まで行けます。

蹴上駅には、地上に出るのに1番と2番の二つの出口がありました。改札から近い2番出口の階段を上がったらこれがハズレでした。
「ねじりまんぽ」が車道の向こう側にありますが横断歩道や歩道橋がなく道路を横断することができません。ただ、全景写真を撮るためにはこの位置の方が良かったので、ガッカリ半分、嬉しさ半分でした。

1606170093.JPG
《蹴上インクライン下のねじりまんぽ》

1606170094.JPG
《雄観奇想の扁額》

蹴上駅の1番出口の地上口は道路の向こう側です。そこから地上に出て「ねじりまんぽ」の中にも入りました。

1606170100.JPG

トンネルの腰から上の煉瓦が斜めに積まれているのが「ねじりまんぽ」の「ねじり」です。「まんぽ」はトンネルのことです。
これを抜けて反対側も見てみました。

1606170103.JPG

1606170101.JPG

扁額の文字は消えて見えませんが、「陽気発所」と書かれていたそうです。

ここから坂道を少し登るとトンネルの上に行けるので行ってみました。上は鉄道の線路になっていました。「蹴上インクライン」と言います。
そもそも「ねじりまんぽ」の煉瓦の積み方は、水平に積むよりも斜めに積んだ方が列車の重さに耐える強度が得られるからだそうです。

1606170106.JPG

インクラインは列車に舟を乗せて運ぶので線路の幅は2540mmもあります。東海道新幹線が1435mmですから1m以上幅が広いことになります。
敷石を挟んだ2本が一対です。

有名な「南禅寺三門」と「ねじりまんぽ」の位置関係は次のようになっています。

蹴上駅.png
《画像クリックで拡大、←クリックで戻る》

京都でゆっくり過ごそうと思って出かけましたが、結局今回もいろいろ観て回りました。充実の4日間でした。
 


共通テーマ:趣味・カルチャー

山あげ祭 [観光]

尺八合奏の下合わせで我孫子に行ったとき、乗り換えの新松戸駅の階段の踊り場の壁にこんなポスターがありました。

P_20160702_120406.jpg

山車が出るだけでなく地歌舞伎の上演もあるようです。

P_20160702_120430.jpg

地歌舞伎といえば映画「大鹿村騒動記」の舞台となった長野県大鹿村のものが有名です。ここでは、神社の境内の回り舞台設備まで備えた舞台で上演されます。

ポスターによると「山あげ祭」は、栃木県那須烏山市のお祭りのようです。
写真で見る限りでは大鹿村の舞台とは雰囲気がちょっと違います。良く見たら「日本最大の野外劇」という言葉があります。

帰宅してネット検索したら祭りの公式サイトがありました。
その中に33分の動画があったので観始めたら面白くて最後まで観てしまいました。
移動式舞台の組み方や「山あげ」の山とは何かなどわかりやすい動画で教えてくれます。

舞台の幅はほぼ道路の幅と同じぐらいですが、奥行きは背景まで含めると100メートルになります。
想像もできないと思いますので、ぜひこの動画をご覧ください。 

一度現物を観てみたいと思いますが、新宿駅発8時57分に乗るためには当日自宅を出るのでは無理で、東京で前泊しなければなりません。
また、昼から夜まで場所・演目を変えて上演されますが、まわりの余計なものが見えにくくなる夜の部が圧倒的に良いと思います。
現地泊までしていると歌舞伎座の一等席以上の費用がかかってしまいそうです。

今回は諦めざるを得ませんが、一度は見てみたいお祭りです。


共通テーマ:趣味・カルチャー

岩沼の獅子舞 [観光]

電車に乗って千葉県長生村の岩沼という地区まで獅子舞を観に行きました。
地区の神社の秋祭りに奉納される獅子舞が凄い、15mの梯子の上で2人組、2頭の獅子が舞うと紹介されていたので、遠くですけど思い切って出かけました。


ある神社.png
《平時の境内》

出かける前にGoogleのストリートビューで現地を確認したら、右手に鎮守の森があるものの、手前側はたくさんのコンクリート柱が立っているし、左の方には4本の角パイプで方陣を作っていて不思議な感じです。(現地に行ったら、中央左奥の鳥居側からこちらを向きが参拝路なっていました。)

17時開始でしたが、終わりが22時ですから少しずらして18時過ぎに着いたらこんな感じで賑わっていました。コンクリート柱は舞台に、角パイプは梯子の支えに使われていました。

P_20161015_213257.jpg

人垣の向こうにはブルーシートの上に畳サイズのパネルを敷きつめた桟敷が作られていて、地元の人たちが持参の座布団に座って鑑賞しておられました。
右側の人がいないところは花道で梯子へと通じています。

1610150003.JPG
《舞台の演技》

21時過ぎから梯子での演技が始まりましたが、reizanだったらこの獅子の位置まででも足が震えてしまいそうです。

2X80PR0B5COy0Av1476569053_1476569115 (2).png

というか、ここまで登ることさえ困難な気がします。横から見ると梯子の角度は60度ぐらいです。スキーで30℃以上の傾斜があると60度ぐらいの崖を滑り降りるような感覚でしたから、梯子の上では垂直の崖の途中に立っている気分ではないかと思います。
それが、この高くて狭いところで舞うというのですから実際に演技を観るまでは信じられませんでした。

P_20161015_211025.jpg

今回、スマホで動画を撮ったら、幸いなことにこのブログサイトの容量制限内に収まりましたので添付しています。演技の一部をご覧ください。
実際に目の当たりにしてもまだ信じられない気持ちです。


《梯子上の演技》

昼は暖かい日差しを感じる陽気でしたが、天気予報で夜は冷え込むと言っていましたので防寒コートを持参しました。これは長時間の観覧には大正解でした。あとは座布団と動画を撮る際の支えとして一脚を持ってきておけば良かったというのが反省点です。

YouTubeに、岩沼の獅子舞の動画(53分34秒)がありました。梯子の部分が最初から収められています。

次回行ってみようという人は、21時~22時までを狙っていった方が良いかもしれません。18時から4時間は長いです。まして開始の17時から観ると5時間にもなってしまいます。
三曲演奏会もそのぐらいの時間が多いですが、大抵はホールのなかで椅子に座って聴くので少しは楽です。

11月3日の三曲演奏会が5時間ぐらいの予定です。reizanの「松竹梅」をたくさんの人が聴きに来てくれると嬉しいです。
すみません。本題から逸れて番宣をしてしまいました。


共通テーマ:趣味・カルチャー

京都で茶碗を買いました [観光]

京都に出かけるときは出来るだけ15日に掛かるようにしています。それは知恩寺の「手づくり市」に行くためです。
お寺の境内一杯に店が出ていて壮観です。

今回は特に目的をもって行きました。それはご飯茶碗を買うことです。
ここで買ったご飯茶碗を愛用していたのですが割ってしまいました。茶碗を載せたお盆がテーブルからはみ出していたのを引っ掛けてしまってフローリングの上に落ちて割れてしまいました。

その茶碗を売っていた方はテントを持っていないので梅雨の時期は出店しないと仰っていたので12月だったら大丈夫だろうと思って用事のついでに寄ってみました。

残念ながらその方は出店しておられませんでしたが、他の方の店で気に入った茶碗があったので見せてもらいながら会話をしていたのですが、その茶碗をオマケ(無料)でいただきました。

P_20161215_144227.jpg

P_20161215_144244.jpg

すごく薄くできていることに感心したのですが、すぐに割ってしまいそうと言ったら奥の方から別のを出してくれました。
厚さはほとんど変わらないのですが釉薬のせいで丈夫そうに見えます。

お店の方が後から出した方をカンカンと叩いてくれて、その後で、最初に見た方を叩いてくれたのですがこちらは鈍い音しかしませんでした。

これは売り物にできないとすぐに値札を剥がしてしまい掛けました。
そのときreizanが物欲しそうな顔をしていたのだろうと思いますが、お店の方が、後から出してきた方を買ってくれたらこれはあげるよ、といってくれましたので、それでオマケとしていただいたという次第です。

見た目ではどこにひびがあるのか全く分かりません。割れるまで愛用しようと思います。


共通テーマ:趣味・カルチャー

京都で映画を観てきました [観光]

所要で京都に行ってきました。12月に入っても暖かい日が続いていたのですが京都に着いた日から急に寒くなってしまいました。京都は盆地ですから寒くなると底冷えします。

そういうことで、用事のない日は暇だったのですが翌日午前中は「知恩寺の手づくり市」に、翌々日は「梅小路鉄道博物館」に行った以外は特に観光はせずおとなしく過ごしました。

早々にホテルの部屋に戻って読書をしていたとき、ふと思い立ってスマホで映画館の情報を検索してみました。
そうすると、ホテルから歩いていけるところにシネコンがありました。

京都駅八条口の西側筋向いにあるイオンモールの中です。上映中の作品名を見たら「マダム・フローレンス! 夢見るふたり」がありましたので夕食後にこれを観ることにしました。

P_20161125_190929.jpg

マダム・フローレンスとは、フローレンス・フォスター・ジェンキンスさんのことで、ある特徴で人気のある歌手です。

P_20161125_190944.jpg

reizanがフローレンスさんのことを知ったのは20年以上前のことです。その当時は東京に住んでいて営業で東京中を回っていた頃でした。世田谷区奥沢の図書館ではレコードの貸出しもしていて、そこにフローレンスさんのレコードがありました。

勿論、借りて帰って聴きました。アルバムタイトルは「人間の声の栄光(????)」だったと思います。(CD版が現在も販売されています。)

フローレンスさんの特徴は、楽曲の音域よりも声域が狭い、ロングトーンの音程が保てない、テンポが安定しない、といったところです。(参考音源は、ここ
いわゆる音痴の部類に入る方なのですが、とても人気が高くてファンクラブに入っていないとチケット入手困難だったそうです。

76歳のときのカーネギーホールでのコンサートが最後の舞台(翌月逝去)になりましたが、この時も何週間も前にチケット売り切れになったそうです。映画のクライマックスもカーネギーホールの場面です。

映画が終わってエンドクレジットが始まる前の間に主演のメリル・ストリープさんの本来の歌声が流れるのですが、さすがミュージカル女優の一面を持たれているだけに美声です。

P_20161218_053310.jpg

翌日は「シン・ゴジラ」を観ようということにしていたのですが、家人が雪の大原三千院まで行って疲れていたので一人で映画館に行きました。
前日に予告編で見た「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」のチケット販売状況を見たら空席があったので急遽変更してこちらを観ました。

会場に入ると半分ぐらいの入りで不安がよぎりましたが、案の定、「シン・ゴジラ」にしておけばよかったと悔やまれます。
戦闘シーンの迫力は凄いのですが設定が良くわからなくて最後まで?マークでした。

P_20161217_092644.jpg

イオンモールのフードコートにリンガーハットがあったので、二日とも夕食はここでとりました。

一日目はreizanの定番の「皿うどん」です。

P_20161215_174143.jpg

そして二日目は「野菜たっぷり長崎ちゃんぽん ミドルサイズ」でした。2、30年ぶりにちゃんぽんをいただきました。

P_20161216_173850.jpg

どちらも大変おいしかったです。



共通テーマ:趣味・カルチャー

京都に着いた日の夕食は博多ラーメンでした [観光]

今回の京都行きの初日の食事は麺尽くしでした。
と言ってもさすがに片付けのことがあるから朝食はパンで済ませましたが、昼は名古屋で新幹線を降りて駅のホームの「住よし」できしめんをいただきました。

P_20161214_121108.jpg

今回はちょっと奮発して「きつねきしめん」をいただきました。

P_20161214_121947.jpg

改札を出ればもっと美味しいきしめんを食べさせてくれる店があるそうですが、名古屋から先の新たな特急券を買わなければならなくなりますのでここで我慢しました。

最寄駅から東京に出て、東京から京都まで通しで新幹線に乗っていると疲れますから、名古屋は車外に出て息抜きをするのにちょうど良い中間地点です。

そして京都についてホテルにチェックインしたあとで、夕食はどうしようかという話になったときに京都駅ビル内の京都拉麺小路を勧められて行ってみました。伊勢丹のエレベーターに乗って10階に上がります。

P_20161214_170620.jpg

そこには9店のご当地ラーメン店と喫茶がありました。

P_20161214_170615.jpg
《画像クリックで拡大、←クリックで戻る》

札幌:白樺山荘
新潟:東横
東京:大勝軒
福島:坂内食堂(喜多方)
富山:麺屋いろは
京都:ますたに
徳島:ラーメン東大
博多:博多一幸舎
大阪:あらうま堂

そして、博多一幸舎でミニ・ラーメン+味玉をいただきました。

P_20161214_165720.jpg

値段の高い「味玉ネギチャーシューメン」だと味玉を割ってくれているのですが、オプションで味玉を付けた場合は放り込んでいるだけです。

P_20161214_170446.jpg

折角の卵の黄色が見えず色彩的にマイナスですし食べにくかったです。味もreizanの知っている博多(長浜)ラーメンの味ではありませんでした。

それにスープがぬるくてがっかりしました。ラーメンスープは火傷しそうなぐらい熱々で出てくる方が好きです。


共通テーマ:趣味・カルチャー

アルモントホテル京都で枕をつくりました [観光]

京都での宿泊はアルモントホテル京都にしました。京都駅から7分ぐらい歩かなければなりませんが、大浴場があって、1800円でビュッフェ形式の美味しい朝食がいただけて、部屋も快適です。

reizanたちは水曜日にチェックインして3拍4日でしたが、家人がホテルで偶然であった自宅近所の方は、月曜から一週間宿泊されているそうです。その方は毎年一回アルモントホテル京都に泊まるのが恒例行事になっているそうです。
reizanの場合は泊数は少ないですが半年に一回ずつぐらい泊まっていますから通算では同じぐらいです。

京都以外で宿泊するときはスーパーホテルを良く利用します。こちらは自分に合う枕を選べるのが魅力です。
何度も泊まって最適な枕を見つけていますから、ホテルの通販で自宅用にも一つ買ったぐらいです。

前述のようにアルモントホテル京都は魅力いっぱいなのですが、枕に関しては分厚いクッションのような枕が二つ備えられています。一つでも持て余してしまうぐらいい大きくてこれで寝たら首の筋を痛めてしまいそうですし、多分寝付けないと思います。

だからアルモントホテル京都に泊まったときはバスタオルで自分用の枕をこさえています。
今回、スーパーホテルの枕の形をイメージして作ってみたらいい感じだったので備忘の為記録しておきます。
  1. バスタオルを三つ折りにする。
    P_20161215_145742.jpg
  2. 端を細く折り返す。
    P_20161215_145845.jpg
  3. 上側が2の折り幅より少し長めにはみ出すように二つ折りする。
    P_20161215_145942.jpg
  4. 上側の端を下に折り込む。
    P_20161215_150032.jpg
  5. あとは形を整えて完成。
    P_20161215_150109.jpg

    P_20161216_073734.jpg
勿論、快眠できました。 


共通テーマ:趣味・カルチャー

梅小路鉄道博物館 [観光]

今まで京都に行っても立ち寄れなかった梅小路鉄道博物館に行ってきました。

前日の朝に市バスの一日券を2枚買って、1枚は前日に使いましたがもう1枚は未使用で持っています。
一日券をに書かれている文章を読んだら、この一日券を提示したら水族館と鉄道博物館が10%引きになると書かれていました。ラッキーです。

ホテルから鉄道博物館までの所要時間をGoogle mapで調べたら29分でした。朝の散歩に手ごろな距離ですから歩いて行きました。

チケット売り場で市バス一日券を提示したら1,080円の割引チケットを買うことができました。
ところが入場口で引っかかってしまいました。チケットと市バス一日券の提示を求められたのでお見せしたら市バス一日券に日付がないことを指摘されました。

市バス一日券には、「ご利用日当日にこのカードを(中略)提示すると入場料10%割引」と書かれていましたから当然です。
でも、「ホテルから近いので歩いてきました。一日券はこの後で使います。」と申し上げたら通してくれました。

入ってすぐのところに3種類の列車が展示されていました。

P_20161216_104931.jpg

0系新幹線の運転席に立ち入ることができました。

1612160003.JPG

この列車の間を奥まで進むと2階建ての屋内展示場があります。

1612160005.JPG

中央部分は吹き抜けになっていてたくさんの列車が展示されています。

エスカレーターで2階に上がると駅や列車内の仕組みを説明した展示がたくさんあります。
ここでは抽選で新幹線の運転シミュレーションができます。

reizanは抽選番号92でした。

1612160006.JPG

時間が来ると抽選結果の発表があります。

1612160011.JPG

92番は当たりでした。当たり券はさらに体験のための券に引き換えます。
館内はそれほど混雑していなかったので全員が当たったものと思っていましたが、後から写真を見たら番号が連続していないところがありますから落選した人もいたみたいです。

さらに、自分たちが運転できる時間まで待ってシミュレーション体験の受付に行きました。
そこでは、次に体験する人が集まっていて、券と引き換えに体験要領が書かれたボードを受取り、前の組の人が終わるまでそれを見て理解しておくように指示がありました。

そして待望のシュミレーション体験です。

1612160017.JPG

指令に従って速度を調整しながら運転し、次の駅の指定点の前後5m以内で停止しなければなりません。
reizanの結果は270m手前で止まってしまいました。プロだったらニュースになってしまいそうな体たらくでした。

結果が悪くてひがんでいるわけではありませんが、抽選券配布、結果発表と通先見の引換、体験受付と行ったり来たりしなければなりませんし、それぞれに係りの人が配置されています。さすがに旧国鉄の流れをくむ施設でひとの配置が贅沢だと思いました。

自動車のブレーキとアクセルに相当するレバーがあって、それぞれ左手と右手で操作しますが、自動車とは全く違う感覚でレバーを握った手にはスピード感が伝わってきませんでした。
スピードの変化をメーターで見ながらレバー操作を加減しなければならずとても難しかったです。免許取得に700万円かかるのも納得しました。

館内をくまなく見て回って、最後は屋外に出て転車台と車庫を見学しました。

1612160020.JPG

SLのC11、D51、C62などがありました。

1612160021.JPG

鉄道博物館といいながらキハ型の気動車(ディーゼルカー)が一両もなかったのが不思議でした。
reizanにとっては埼玉の鉄道博物館の方が楽しいかもしれないです。しかも安い。


共通テーマ:趣味・カルチャー

京都旅行のお土産 [観光]

京都旅行で自分へのお土産を買いました。
一つは、「たま木亭」のパンです。

P_20161216_084936.jpg

買っているときは、品名と値段を書いた札があるので何を買っているかわかるのですが、レジを済ませてしまうとパンの名前がわからないものが出てきます。

左上から、不明、不明、クリームパン
左下から、和栗のパン、不明、クルミと黒蜜りんご

でも食べたらすべて美味しいです。食べログの評価で3.93は高評価です。

移転前は店内に7名ぐらいしか入れなくて一方通行で買っていましたが、今は少し広くなって余裕があります。
reizanが9時ごろに行ったときにはレジ待ちもなくて、人気が落ち着いてきたみたいです。

もう一つのお土産は、これです。

P_20161217_152232.jpg

出かけるときに慌ててしまって手袋を忘れたものですから100円ショップで間に合わそうと思ってダイソーを探したら、京都駅の八条側も七条側も閉店になっていました。

親切な方が100円ショップならヨドバシカメラの地下にありますよ、と教えてくださったので訪ねてみたら、地下2階にCAN・DO系列の店があって100円の手袋を入手できました。

暇だったので地下2階をぶらっとまわってみたらスーパーマーケットがありました。京都の物価を知るには良い機会でしたのでぐるっと回ってみました。

その時に見つけたのが鰯の丸干しです。どこにでもありそうなものですが、reizan宅の近くのスーパーにはたまにしか出ません。それにこんなにおいしそうなのは滅多にお目にかかれませんので帰る日に買って帰りました。

焼いてからいただきましたが予想通り美味しかったです。丸干し一尾でご飯一膳いただけます。


共通テーマ:趣味・カルチャー

かつうらビッグひな祭り [観光]

関西からのお客様がお出でになる際に、ついでに千葉県勝浦市の「かつうらビッグひな祭り」を見たいと希望されたので一緒に出掛けました。関東にいるとそれほど近くと感じない場所ですが、関西の方から見るとreizan宅にお出でになるのと五十歩百歩のようです。

折角だから勝浦の朝市も覗きたいということで、前日は早めに就寝して早起きして、特急に乗って9時過ぎに現地入りしました。

駅に着いたところからもうひな祭りムードです。

P_20170305_091012_1.jpg

朝市は海のものが多く、最初に覗いた店で小鯵の干物を焼いたのを試食させていただいたら美味しかったので即購入。その後もいくつか店で買い物をして両手は家へのお土産でふさがってしまいました。

朝市の会場の近くに神社があって、そこの石段に1,800体の雛飾りを並べているポスターが有名ですが、そこにも行きました。

P_20170305_094559.jpg
《正面から》

1488702817250.jpg 
《接近して》

街中の交差点や各商店の店先などに思い思いの雛飾りがしてあって、ここにもあそこにもという感じでした。

1488702882129.jpg
《交差点にて》

1488702886559.jpg
《店先にて》

reizanたちが行ったのは、天気の穏やかな最終日の日曜でした。
昼食は美味しいものを食べたいし並ぶのは嫌だということで、前日に、評価の高い割烹中むらという店に予約しました。

オーダーは事前にはせず店に入ってからしました。reizanは「焼魚定食」(1,575円)、家人は「おまかせ御膳」(2,100円)、そしてお客様は「極上金目煮魚御膳」(2,940円)でした。

「焼魚定食」は店で一番安い定食ですが、結果は大満足でした。焼魚の魚は鯖でした。
その大きさはreizanが家で食べるときの3~4倍ぐらいの大きさがありました。

P_20170305_114421.jpg

肉厚を見てください。

P_20170305_114624.jpg

店の方のアドバイスに従って全体の身をほぐし薬味とごちゃ混ぜにしてご飯とともにいただきました。

P_20170305_115143.jpg

お客様が金目煮付の写真をスマホで撮られたので転送していただきました。この金目も一人で食べるには多すぎるぐらいだったようです。

P_20170305_121757.jpg

昼食のあとは市の提供するシャトルバスで丘の上の勝浦市芸術文化交流センターに行きました。
神社の石段の方は1,800体ですが、ここには8,000体が展示されています。

ホールの中だけでも6,000体も展示されていますから圧倒されます。800人が座れる観客席を利用して展示されているそうです。

P_20170305_133949.jpg

ホールの回りにもたくさんの展示があって、御殿風のひな飾りもたくさんありました。

P_20170305_132116.jpg

P_20170305_132738.jpg

自分からは行く機会のない場所ですが、お客様のリクエストのお蔭で目の保養ができました。



共通テーマ:趣味・カルチャー

京都旅行(その1) 京都のパン屋さん [観光]

用事があって京都に行ってきました。

前回が12月14日から17日までの4日間でしたが、今回は4月19日から23日までの5日間でした。
用事は1日だけですから他の日は観たり食べたりしました。

そのなかで、先ずはパン屋さんを訪ねた件を報告させていただきます。

京都というのは知る人ぞ知るパンの町です。(パン消費量2016年度第一位 京都府
いつもは奈良線に乗って黄檗まで「たま木亭」のパンを買いに行っていましたが、今回はテレビで紹介された別の店を3日かけて三か所訪ねました。

最初は「まるき製パン所」です。

P_20170420_075839.jpg

P_20170420_080218.jpg

「まるき製パン所」はコッペパンにいろんな具材をサンドしたロールパンが名物です。
ホテルの朝食はとらずにここのパンを朝食にすることにしていました。出発が遅かったので行列がない代わりにパンも残りわずかになっています。

同行者がカツロールを買ったので、reizanはフィッシュロールを買いました。

円山公園で食べようということになって八坂神社の方まで移動しました。
公園についてパンを取りだしたら、なんということでしょう。カツロールは問題なかったのですが、フィッシュロールにはキャベツが入っていないではありませんか。

ここのパンは溢れるぐらいのキャベツが入っているのが人気ですし、ショーケースに並んでいるのを見たときは確かにキャベツが溢れていたのですが、店の人がレジ袋に入れてくれたのにはフィッシュフライと1枚の胡瓜のピクルスしか入っていませんでした。(この件に関しては2017年4月28日に訂正記事があります。)

同行者からは日ごろの行いが云々と揶揄されるし、もう笑ってごまかすしかないですね。

次は、「コロナの玉子サンド」です。コロナという洋食店の名物メニューを喫茶店のオーナーが引き継いで提供してくれているものです。

「マドラグ」という喫茶店を目指して歩いていたのですが、最初に見えたのは「セブン」という看板でした。

P_20170420_142054.jpg

スマホの地図上で、ここに間違いないはずと思って店の前に行ったら、ドアにマドラグの文字がありました。(コロナの玉子サンドを引き継ぐときに店名をマドラグに変えたらしいです。)

P_20170420_142210.jpg

「コロナの玉子サンド」の現物はこんな感じです。

P_20170420_143756.jpg

二人で来た人はreizanたちも含めて一皿をシェアしていましたが、一人で来た女性はこれを一人で完食されていました。
お若い方だったから出来たと思いますがreizanには無理です。

帰宅してから思い出しながら作ってみました。ただ、そのまま再現しても面白くないのでreizanの好きなようにアレンジしました。店では6枚切りの食パンを使っていますが、reizanは量を減らすために8枚切りにしました。また、店では塩味だけですが、厚焼玉子風にしました。

一応、好みのものができたのでレシピをアップしておきます。卵3個と5個の二つのレシピを載せています。
体のことを考えたら卵3個の方ですが、店に似た雰囲気になるのは5個の方です。

厚焼き玉子サンド2.png
《画像クリックで拡大、←クリックで戻る》
三つ目は、京阪藤森駅(ふじのもりえき)から歩いて行ける「ゲベッケン」という店の「だしまき食堂」という名のパンを食べに行きました。

P_20170423_095746.jpg
「だしまき食堂」と「ホットココア」を頼みました。

P_20170423_101449.jpg
だし巻き玉子のなかには紅ショウガとマヨネーズが入っていて、それをパン生地で包んで焼いています。
上面には天かすと青のりが載っています。
これでパンが130円、飲み物が350円は安いと思います。
P_20170423_100338.jpg
いろいろなパンを食べましたがどれが一番おいしかったかというと、reizanレシピの「厚焼き玉子サンド」がダントツでした。


共通テーマ:趣味・カルチャー

京都旅行(その2) 京都土産 [観光]

京都旅行の報告はまだまだ続きますが、今回は自分へのお土産の話です。

今回の日程が4月19日から23日でしたから、途中の21日は「東寺の骨董市」の日です。
いつもは15日の「百万遍さんの手づくり市」に合わせて日程を組んでいましたから東寺の骨董市には行けなかったのですが、今回の用事が22日だったので迷わず21日に行ける日程を組みました。

初めての「東寺の骨董市」はどうだったかというと、百万遍さんよりもはるかに規模が大きくて迷子になりそうでした。
有名な五重塔だとか、金堂だとか、講堂だとか、大きな建物がありますから、理屈ではそれらがどの方向に見えるかで自分の位置確認ができるはずなのですが、実際には何度も自分のいる位置がわからなくなりました。(百万遍さんでは経験しなかったことです。)
そんな会場ですから欲しいと思ったものを後から買おう思ったら大変です。
reizanがそれをしてしまったのですが、店がどこにあるかわからないから端の方からスキャンするようなイメージで見直してようやく欲しかったものにたどり着きました。

それが、まげわっぱの弁当箱(1000円)と手づくり感いっぱいのハンチング(3000円)です。自分へのお土産です。

P_20170424_080854.jpg
P_20170426_142416.jpg
これまで使っていたキャップは怪しい人に見えると不評でしたが、このハンチングは好評でした。

P_20170426_143225.jpg
《怪しい人に見えるキャップ》


共通テーマ:趣味・カルチャー

京都旅行(その1)の訂正記事 [観光]

一昨日、京都のパン屋さんのことを書きましたが、そのなかにreizanの勘違いによる間違いがありましたので訂正させていただきます。

まるき製パン所の「フィッシュロール(正確には「フィッシュバーガー」)」にキャベツが入っていなかったと書きましたが、もともと入っていないものでした。

関東と関西の有名なパン屋さんを紹介している「ニッポンの パン名鑑」(枻(えい)出版社)に「まるき製パン所」も取り上げられていて全種類が写真入りで紹介されています。
フィッシュバーガーの断面写真を見たら、フィッシュフライと胡瓜のピクルスが一枚しか入っていません。

P_20170427_132647.jpg
《「ニッポンの パン名鑑」(枻(えい)出版社)より》

reizanが円山公園で食べたのは入れ忘れではなかったということが確認できました。日頃の行いも関係なかったようでほっとしました。

因みに、コッペパン系14週類のうち、「ハムロール」(一番人気)と「コロッケロール」と「カツロール」と「オムレツロール」の4種類には溢れんばかりのキャベツの千切りが入っています。


共通テーマ:趣味・カルチャー

京都旅行(その3) ちろり [観光]

京都に着いた日の夜、出発する前にテレビの録画で観ていた居酒屋に行きました。「にこみ 鈴や」という店です。地下鉄烏丸線烏丸御池駅から272mのところにあります。

reizanは午後に京都入りしたにもかかわらず市バス一日券を買ってしまったものですから使わなければ損と考えて乗り換え乗り換えて最寄りのバス停に着いたのですが、そのあとがとても遠かったです。「にこみ 鈴や」には地下鉄が便利です。

P_20170428_213846.jpg
元は別の場所にあったのですが、理髪店の建物を改装した店舗に移転しています。

午後4時開店ですが、それまでに行きつかず5時ごろの入店になりました。L字型のカウンターのみで15席しかありませんのでタイミングが悪いと「ゴメンナサイ」ということになりかねません。それでも座席を確保できてラッキーでした。
P_20170428_214019.jpg
《BS11の画面より》
食べ物は、おでん、もつ煮込み、つけもの、その他をいただきました。つけものの中に長いもを漬けたのがありましたが、長いものつけものは初めてでしたので感激しました。美味しかったです。

飲み物は熱燗にしようと思ってメニューを見たら、純米酒と菊正宗がありました。
熱燗だから純米酒でなくても良いだろうと思って菊正宗を頼みました。菊正宗は若いころ良く飲んだ庶民的な灘の酒です。

だいたい味は想像出来ていたのですが、出されたものを飲んだらとても美味しくてびっくりしました。
太田和彦さんも番組の中で言っておられたとおり、鈴やでは、ちろりで燗をつけてくれるので一味旨みが増す感じです。

「ちろり」というのは、なかに酒を入れて湯煎するための容器のことで錫や銅で作られています。この店のは銅製で内側は錫めっきされていました。

P_20170419_184953.jpg

ホテルに帰って、スマホでちろりを調べてみたら一合用で3千円から1万2千円ぐらいです。
1万ぐらいのを買おうかなと思ったのですが、我が家に使っていない銅製のマグカップ(内側は錫めっき)があることを思い出しました。それも5客もあります。

これが使えるかもしれないと思ったのです。
問題点は取っ手が熱くなって持てないということですが、プライヤーを使えば何とかなるだろうと思いました。

酒は頂きものの久保田萬寿が残っていますがこれに燗をつけるのは勿体ないので、庶民価格のワンカップ大関上撰を買ってきて、銅製マグカップに移し、鍋で沸かした湯の中に1分間浸けてからプライヤーで挟んで取り出し、湯のみに移し替えて飲んでみました。

結果は過去に飲んでいたワンカップ大関とは別物かと思えるぐらい美味しかったです。味がまろやかになっていました。ちろりの効果は絶大です。


共通テーマ:趣味・カルチャー
スポンサードリンク

ブログランキングに参加しています。
更新の励みになりますので応援よろしくお願いします。
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。